気に入っているもの

街(の代替品)に出る

三連休の最終日、僕は俗世間との接点を持ちたくて郊外のショッピングモールに出掛けた。 沼津というところはその昔は駅前の商店街も栄えていたのだろう。立派なアーケード商店街があり、まだ全てがシャッターを閉めている訳ではないがそこで買い物をする人は…

夜なべ

意味 夜なべとは、夜に仕事をすること。夜業。 夜なべの語源・由来 夜なべの語源には、以下のとおり諸説ある。 1.夜に鍋物を食べながら仕事をすることから「夜鍋」。 2.昼に夜を並べて仕事をする意味で「夜並べ」。 3.昼の仕事を夜に延ばす意味で「夜延べ…

靴の世話

年末を迎え、この一年間でやっておかねばならんようなことを少しでも片付けたいと思うのに、なかなか動けずにいる。 そんな中、今夜は酒を飲みながらであるが靴の世話をした。先週から風邪をひいてしまいひいていたので酒も飲まずに夜は早くに眠っていたのだ…

定位置について

数年前に職場がフリーアドレスになったのだが、これは本当に浅はかな取り組みだった。 場所を自由にして各自の荷物は日々持ち歩き、様々な社員と隣り合うことで相互の交流を…という触れ込みだっだが、そもそも固定PCでこそサクサク作業出来ていたものが皆で…

捨てる神あれば拾う神あり。

沼津に越してきてから一月半くらい経った頃だったかと思うが、僕は古本屋で一冊の本を買った。それは「まんが日本昔話」の絵本で、常田冨士夫と市原悦子のナレーションが素晴らしい名作アニメである。 僕が幼稚園の頃、おじいちゃんが絵本を買ってくれ、毎週…

ゲルホン

今日の日中は秋口かと思うくらいの暖かさだった。 昼前に末娘を駅まで送り、午後からは灯油を買いに出掛けてから公園でフリューゲルホルンの練習をしていた。 このフリューゲルホルンのことをゲルホンと呼ぶ。トランペットのことをペットとかラッパと呼ぶの…

わさびの新芽

昨日は伊豆南部に向かった。伊東を経由して河津〜下田〜南伊豆という具合。 立ち寄った道の駅で山葵を買った。 しなやかな山葵の茎が1把200円。沼津に来てから素晴らしいと思うのは良質で安価な山葵が入手しやすいことだ。これらは沼津で売られている訳では…

靴について思うこと

靴が好きなのだが、ここ最近、しっかりと靴の手入れをしていないように思っている。 ブラシを掛け、膏を含ませるような簡単なケアはそれなりに行っているが、そんなのは洗顔して化粧水をはたくような「日々の生活の中で当たり前のこと」なので、特に靴の手入…

東京で酒を飲む。

一昨日の出来事。 スーツやら靴やら色々と街での用事を済ませると、午後の遅い時間になっていた。子供たちに連絡を取るとふたりともバイトだが娘は夕方にはバイトから開放されるとのことだった。 夕方から、門前仲町に住む先輩を呼び娘とも合流して3人で一緒…

2023年の冬支度

僕が住み始めた沼津という町は風が強い。これにより体感温度は下がるのだろうが、全国平均で見ると暖かな町である。 …と言ってみたところで冬の寒さに凍える必要はないし、変な我慢などして風邪をひくほど馬鹿なこともないと思っているので、やはり冬支度は…

散歩の途中でなにか「の」食べる話

先日のことだ。銀座でスパゲッティを食べた僕たち父子はその界隈をぶらついていた。 スパゲッティを食べさせる店から近くにある大衆割烹もその昼の食事候補店だったのだが、この日行かなかったその店のそばで僕たちは喋っていた。看板のメニューを見ながら……

ブラックジャック展の感想②

展覧会を出たらすぐにお土産売場があった。これは素晴らしい原稿を見た余韻をブチ壊すものだった。ゲスな守銭奴に会ったようで残念に感じた。 旅行に行ったら何か買って帰らないといけない…そんな売手の洗脳作戦には嫌悪を感じる。 その場に行かないと接する…

ブラックジャック展の感想

11月頭の連休は東京に住むガキどもの下宿を根城にして楽しい時を過ごしていた。今日はその中でも特に印象深かったブラックジャック展について記す。 長男と共に、六本木の高層ビルで開催されていた展覧会に足を運んだのだが、入場料はたしか2,500円(長男は学…

この連休の出来事②

連休2日目、11/4は朝から活動的に動こうと考えていたのだが前夜の深酒が祟り、一度は7時くらいに目を覚ましたものの、ダラダラと9時過ぎまで横になっている始末…。 僕が起床して活動を始める6〜7時間前のことだ。深夜の2時半頃に長女は帰宅したのだった。僕…

歓楽街を朝歩く

沼津という町は何を買うにしても郊外に出掛けないとそれなりの品が揃わないようだ。 これには閉口しているのだが、僕が困っていたところで何も変わらない…というよりもこの先の沼津はもっと郊外型の町になるだろうから、僕が郊外(というか町外れ…)まで足を運…

山葵を漬ける

沼津にやって来てから、この町で手に入れられることの出来る食材の乏しさにウンザリとしていた。 まあ、過ごす町の利便性なんていうものは「慣れと諦め」も肝心だと思っているから、そんなに期待はしないほうが良くて、なにか恵まれたことがあったならば、そ…

口が奢る

沼津に越してきて明日で4週間になる。 町には随分と慣れてきたな…と思う反面、未だに「この町の新参者である」という感覚は消えない。この町の有り様とか佇まいには違和感を感じず「まあ、そんなものだよな…」と自然に捉えられるようになってきたので、僕の…

沼津名物

今回も先日の来客の時のことを記す。 娘と舎弟がやって来ていた三連休に「沼津博覧会」みたいなイベントが開催されていることをネットで知った。歩いていける距離にある展示ホールに3人で出掛けたのだが、その内容…というか来場者のほとんどがラブライブ目当…

引越の後(?)で思うこと

この間の日曜日に引越をして……。と簡単に「引越」のことを口にするが、引越というものは新たな居住地に荷物を運び込んだら終了!なんてものではない。 古い家から荷物を運び出して、新たな家に荷物をぶち込めば一応は引越は完了なのだろうけど、それは引越屋…

引越作業

2018年の5月の終わりに引越をした。この時の行先は東京築地で、ここに何年も住むことになるだろうと思っていたら僕の期待とは裏腹に2年も過ぎないうちにこの街を去ることになった。 築地を離れることになるなど思い浮かべていない頃に僕はこのブログを書き始…

引越が近付く

いよいよ明日、僕は3年半住んだウチから引っ越す。転勤はないものだろうと思っていたので、全くの想定外のことだったし、内示から2週間での着任なので時間もなかった。 この2週間は仕事の引継ぎ…というよりも、そもそもの仕事量が多いのでそれらを片付けるこ…

夏休みの楽しい夜

僕の夏季休暇はもう1ヶ月以上前に終わったし、中学生の末娘の夏休みももう2週間前に終わった。まだ暑い日は続いているが、夕方になると多少の涼しさを感じる風が吹くし、昼間の日差しにも多少勢いがなくなってきた。秋が進行しているのだ。 そんな9月半ば、…

気に入った飲食店が閉店すること

今日の昼間に、仲の良い舎弟から送られて来た写真がこれだ。 これが届くまで僕は知らなかったのだけど、この20年近く好きだったラーメン屋が一月前に閉店していたということだ。僕は閉店してから今日までの一月、その事実すら知らずに過ごしていた。 舎弟と…

【夏旅】旅先での「人」の思い出

夏になると観光…もとい、敢行している「18切符旅行」であるが、昨年は大学生になった長男と男二人旅に出掛けた。 昨年の彼との旅では「ネットで見た格安ホテルを予約して、そこに歩いて行ってみるとラブホテルだった…」という香ばしい体験をした。これは福山…

ふたつの「火垂るの墓」

前回、名作アニメ「火垂るの墓」について記したが、今回はドラマ版について。 僕のうちにはアニメ版だけでなく、ドラマ版のDVDもある。このドラマは既に20年近く前に作られたもので、放送当時はその存在は知っていたが特に火垂るの墓への強い愛着はなかった…

【夏旅】旅に携行するもの

この夏旅においての反省の一つとして「多くのものを持ちすぎた」ということについて記しておく。 今回は息子と娘の二人と一緒の3人旅だったので、最年長者であり一応は彼らを扶養する立場として僕は少しは旅が快適になることを臨んで支度をしておいた。結論…

潰れる店

三連休の最終日の夕方、ウチから近くの商業施設に行ったら、とある店が閉店することになっていた。「キッチンストアなんちゃら」というその店は、料理に便利そうなものが色々と置かれていて見ていると楽しい店なので僕は好きだった。 しかし、好きだったから…

夏の思い出

今日は特に尾瀬のこととか水芭蕉のことを書くのではない。ごく個人的な「夏になると思い出したこと」というか「夏の出来事を思い出させてくれたこと」を記しておく。 今夜は酒を飲まずにさらっとメシを食べてグダグダと過ごしている。特に見るわけでもないの…

続 天下一品という食品

天下一品のことをこのブログに書いたが、僕はとっくにこの食品のことを記事にしているものとばかり思っていた。 この10年くらいはそれほどでもないが、18歳からの20年間くらいはそれはそれは好きな食物だった。だから、天一の思い出話などこちらに書いている…

天下一品という食品

今日は「天下一品」について書くのだけど、これは世の中に比類なき美味しいものという言葉本来のことではなくて、チェーンのラーメン屋のことである。 もう2週間ちかく前のことになるが、都内に住む息子たちと「こってりMAX」なるものをその発売日に食べてき…