寒い日の楽しみ

今日は昼間に小雪が舞った。
夕方のニュースを見ていると、朝の気温がぐんぐん下がり昼には1.7度にまでなったそうだ。

寒いなら寒いなりに楽しいことも多い。
今日は朝と夕方、二回熱い風呂に入った。ひんやりとした体が温まる心地よさ。汗をかき、体内の塩分と悪いものが体の外に出ていくかのような錯覚。風呂で汗をかいた後は酒も煙草もうまい。

…と、寒い時の風呂もいいが、熱い風呂に浸かることは寒くても暑くても、そして心地よい気候の時もいつでも大好きなのだった。冬に限った楽しみではなかった。


冬の寒い時期に、熱燗をきゅっとやって表に出て、酒で火照った顔に冷たい空気が当たるのが好きだ。
体が冷えているときに、熱燗をやって体の内側から熱をとるような感じがするのも好きだ。
寒い日に熱い鍋物をキリッとしたポン酢で食べるのも好きだ。特に白身魚。そして鍋物で酒を飲む。


特に白身魚鍋物は寒さがそのうまさを数倍増幅させているのだと、この数年信じている。

暑さ寒さも人によって感じかたは違うが、僕はおおよそ人並みの耐寒性と耐熱性を持っているようだ。どちらかというと夏のクーラーで冷えまくった部屋が好きだけど、暑い中を汗を流して動き回るのも好きなので、一般的な感度を持つものとする。

ちょっと寒い日よりも、めちゃくちゃ寒い日に食べる河豚鍋のほうが美味いはずだ。室温もそんなに高くなくて、炬燵で足を温めつつ、熱々の河豚にしゃぶりつくことを想像する。…寒くないと、充分な美味さを期待できない。

そんなことを考える寒い冬の夜。
しかし、今夜、うちの台所には白身魚はない。残念なことだ。

少しでも、この寒い夜を楽しく過ごせるように工夫してみる。


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