寒い日の楽しみ 翌朝篇

f:id:datetaira:20200119103228j:plain

昨日の寒さはなんだったのか?というくらい朝からいい天気。暖かな日差し。

昨夜は常夜鍋を美味しくいただいた。
昆布の出汁に日本酒。具材の法蓮草からは甘味が、そして豚肉からはコクと旨味が溶け出したこのお汁がとても美味しい。

鍋物をやった時、その場で雑炊にして鍋を完了させる方もいるだろうが、翌日に持ち越して再生させる方もいるだろう。捨てる人なんているのか⁉そんなことは許してはならん。あらゆる旨味が入ったお汁!ものによっては鍋よりも翌日のお汁の方が楽しみなこともあるくらいだ。

そして、色々な種類のある鍋物の中でも常夜鍋のお汁が一番好きだ。白身魚の鍋も好きだ。しかし、翌日のお汁となるとダメだ。やはり生臭い気がする。蟹に至ってはお汁云々の以前の話として、そもそも蟹の鍋が別に好きではない。翌日の蟹臭さもどうにもいたただけない。と言う訳だ。豚しゃぶの残り汁も同様に好きだけど。

f:id:datetaira:20200119103251j:plain

この旨味たっぷりのお汁を味噌汁にする。
熱々のお汁を残りメシにかけて食べる。
とにかく美味い。

何かの映画で「いろんなものの出汁や旨味が出た汁の残り。全てのいいものがでたやつを、最後に俺が一人で飲んでやる…」みたいな台詞があった。「仁義なき…」だっただろうか?思い出せないが、そんな感じで旨味が残った汁を啜り込む。


別に「寒い日の楽しみ 翌朝篇」でもない話だった。むしろ「残り汁の幸せ」とかいうテーマの方がマッチする。しかし「常夜鍋味噌汁」は昨日の寒さに由来するものなので「翌朝篇」でよしとしよう。