加齢 華麗 カレー

今日が45歳最後の日である。

おっさんになってから長いこと「おっさんになっても特に変わらないものだ」と思っていた。子供の頃は30とかの大人になれば、つまらないことで笑ったりしないし、モラルに反するようなこともしない。良識があって真面目になるものだと思っていた。

僕の身の回りの大人がみんなそんな人だったのかと思い出してみれば、決してそんなことはなく、人間のできていない人も割りと多くいたようだ。

そんなことを思いながら、30を過ぎた頃から「世の中的にはおっさんだけど、気持ちも中身も若い頃からあまり変わらないものだ」と思い続けていた。


しかし、ここに最近変化を感じている。
着実に歳をとってきて自分が変わってきたようだ。少しは分別がついてきたように思う。それなりの知恵がついてきて、何を優先しなくてはならないか賢くなった…とポジティブに捉えることもできるだろう。

逆に言うと、歳をとってきて色んなことが億劫になってきて、あまりバカなことをしなくなっただけだとも言えるだろう。

歳をとるということは、いろいろなことが面倒になることだ。若い頃はあれほど楽しくてウキウキした恋愛ですら、老けた人間には面倒臭くなってしまう。これは昨年あった人から聞いた話だが、成程と思った。

若さを保つということは、面倒臭がらずにポジティブに動き続けることを指すのだろう。明日、一才歳をとる。分別は持ちつつも動くおっさんでいたい。


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※昨日作り、今日食べたカレー。ソースとライスをフライパンで混ぜて温め、そこに生玉子を落とした「自由軒風」。ナイルレストランでのムルギーランチは頑として混ぜないけど、こうして食べるのもとても美味しい。