カレーの季節

昨日カレーを作った。

f:id:datetaira:20200628125348j:plain

これは特に珍しいことではない。

一般家庭でのカレー頻度はどのくらいなのだろう。月に1,2度くらいか?
いや、簡単な料理だから今の手抜き母親はもっと多くの頻度で作っているか?
いや、もっと手抜きしてレトルトカレーか?
いや、更に手抜きしてコンビニで不味いカレーライス弁当を買ってくるやつなども多いのだろう。
…そんなことはどうでもよかった。


僕は月に1,2度カレーを作るように思う。
牛肉と玉葱と人参と馬鈴薯と…という市販のルーで作るものではない。あれはインスタント食品でありガキの調理実習で作る程度のものと見ているから、僕が取り組むホビーとしての料理には及ばない。あれはあれで美味しいけれど。


年に数回頃気合いを入れてカレーのペーストを作る。フードプロセッサーで大量の香味野菜を切り刻み、全てが充分にメイラード反応するまで煎りつけるのだ。半日を要する作業になるのだが、これで随分と美味しいカレーを手軽に作れるようになる。

カレーは四季を問わず美味しく作れるものだと思っているが、やはり夏になると「カレーの季節到来」という気がする。

これは雑誌や各メディアが「夏こそカレー」を主張するところによるものが大きいと思っているが、もうひとつの理由として「夏には美味しいものが減るからだ」と僕は思っている。

よく締めた素麺、酢の物、夏野菜など。これらはこれらで美味しいが、他の季節を代表する食材と比較すると夏の食材は圧倒的に力が弱い。そこで、仕方なしに香辛料など足算の美学食品のカレーで食卓をゴマかしている…そんな風に僕は捉えている。


春にも秋にも冬にも、カレーを食べている場合ではなくて、その季節に食べておきたいものも美味しいものが沢山ある。その季節ならではの味を逃さず味わうためには、安易にカレーを食べている場合ではないのだ。

と言いながらも、僕はいつの季節もカレーを美味しく食べているのだげど…。