「夏は夜」だけではなく「朝」も

昨日、今朝と早起きをした。
普段だと絶対に寝ているような時間に起きて出掛けた。
始発で出掛けないと、今日も余裕を持って目的地に行けなくなってしまうからだ。


薄暗い夏の早朝。
久しぶりにこんな空気を吸って、子供の頃は朝早くから起きて出掛けることも割とあったのを思い出した。その頃に感じた朝の雰囲気と同じものを感じ取っていることに気が付いた。


小学生の頃はカブトムシを採りに行くのは早朝だった。もちろん、夜でもいいのだろうけど、夜は怖くて森や山にも行けなかった。

中学生から高校生の頃はランニングをしたりしていた。期間限定のものであるが…。ブラバンのコンテストとかで早くに学校に行くこともあった。サイクリングに出掛けたこともあったな…。


今ここで文章にしようとしても説明のできない朝の空気。
それは匂いなのか?湿度や温度なのか?
あるいは、日差しや明るさなのか?

気候や気象条件が重なって「あの時のあの朝の感じ」というものが出来上がっていたのだろうけど、そうした外部の要因だけによるものではなかったのだろうとも思う。


出掛けることでこれから起こる何かワクワクすること。
それがカブトムシだったり、ブラバンの成績だったり…。
今は遠くへの旅がもたらしてくれる何かにワクワクしているのだろう。そうしたワクワク感と気象条件が相まって出来上がった雰囲気。

夜明けから朝日が高くなるまでは、そこら中にそんな雰囲気が漂っているように思う。普段は決して気が付かないのだけど…。

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