ある作曲家の死

数日前のことだけど、筒美京平が亡くなった。
まずは御冥福を祈ります。


数日前には各局がニュースで大きく取り上げていたし、ウェブでも関連の話題が多く見られる。そして、これからしばらくは追悼番組も度々放送されるのだろう。

偉大な作曲家で、皆に愛されたメロディーを山のように作り出した方だから、勿論尊敬している。しかし、僕自身は彼と接しているのは「商品化された彼の楽曲と」である。

故人を蔑むような気持ちはないが、敢えて一消費者として「筒美京平」と呼ぶ。


大きな足跡を残した人がなくなると、振り返って気付かされる業績の大きさにも驚く。知ってはいたが、やはり素晴らしい曲の多さ、そしてその完成度に凄く驚いた。

中学生の頃にトップテンとかで見ていた流行歌で今でも覚えているものの中にどれ程多くの彼の楽曲があることか!そして、リアルタイムでは知らないけれど、懐かしくも心に響いた歌謡曲の多くが彼が手掛けたものであること。

新たな楽曲が世に送り出されることはもうないのだけど、彼のメロディーを忘れることはないし、これからも折りに触れてそのメロディーの素晴らしさに感激することだろう。