赤飯を炊く

昨夜、とても久しぶりに赤飯を炊いた。

10年以上前に一度炊いたこともあるように思うが、記憶が鮮明ではない。25年以上も前のこと、大学生の時にも赤飯を炊いたことがある。この時のことは、赤飯を炊くのが初めてだったこともあったので、この時のことはちゃんと覚えている。



娘が学校の試験で満足する成績を収めた。
成績表が配られると直ぐに連絡してきたので「これは赤飯だな!」と返信しておいた。

娘とのやり取りの際に「些細ないいことでもあれば『赤飯だな!』という」ことがお決まりのようになりつつあった。こうした時の「ネタワード」が赤飯だった。だから彼女も本当に赤飯が用意されるなんて思ってもみない状況だった。

そんな彼女に奇襲攻撃を仕掛けてやろうと思い、一昨日の夜から赤飯の支度に取り掛かったのだ。



まず、小豆ともち米。

一昨日、仕事帰りに立ち寄ったスーパーにはなんともち米がなかった。赤飯キットなるもち米とか小豆が少量ずつのセットにされていて尚かつが割高なものは売っていたが…。

仕方がないので米なども沢山置いている大型のドラッグストアに行ってみたが、ここにももち米は置いていなかった。

…と、材料入手の段階からすんなりとは行かなかった赤飯作りだが、昨日、もち米を買いに出掛けて結果的には美味しい赤飯を炊くことが出来た。


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すっかりおっさんになった今と比べると、子供の頃は赤飯を食べる機会も多くあったように思う。
「小豆ごはん」と呼んで、喜んで食べていた。改めて思い出してみると、秋になると食べる「栗ご飯」も小豆のおこわに栗が加えられたものだった。これはとても嬉しい御馳走だった。

当時、「なにかいいこと」があったから赤飯を炊いていたのかどうかは分からない。しかし、小豆ごはんが炊かれ、それを家族で美味しく食べていたこと自体が「なにかいいこと」だったように思い出される。