今日は忙しい一日だった。
デスクワークをこなして24時頃に帰宅するなんて、以前は割と普通にあることだったし、特段のブラック企業に務めているとも思わなかったのだけど、コロナ禍の功罪とでも言うのか、すっかり残業が辛いと感じる体になってしまった。
手っ取り早く酒も飲みたいし、飯も食べたい。
しかし、手間も時間もかけたくはない。
そんな不精な気持ちで支度したメシがこちら。
麦シャリに厚めに引いたヒラマサの刺身を乗せてお湯を注ぎ、山葵と醤油をかけたものだ。お茶も淹れずに白湯で食べているのだから、茶漬けではなく湯漬けである。不精の限りを体現したようなメシではあるが、これが滅法イケる!
軽く熱の入った刺身を食べてウイスキーを飲み、煙草を吸う。そしてまた刺身を食べて湯漬けを啜る。
刺身から溢れ出るような旨味が充分にツマミにもなる。物凄く美味しいのだけど、あまりにもズボラなことをしているようで気が滅入るので度々食べたくなるような酒の肴ではないが、本当に美味しい。