インプットとアウトプット

久しぶりにのんびりとした休日を過ごしている。

この数週間、ブッ通しで仕事をしていた訳ではない。

春の人事異動とか卒業や進学に伴う環境変化などでの宴席が続いていた。料理の支度をするということも僕にとっては楽しい趣味なので何も苦ではないのだけど、人を招くというのはやはり追い立てられるような感じはするし、宴席が楽しくてほぼ例外なく飲みすぎるので、翌日もダラダラと過ごしがちだった。


こうして休日に宴席の支度をする…ということによって、日々の地に足をつけた活動は疎かになっていた。

炭酸水の自作もテキトーになるし、浸水に時間のかかる麦シャリも炊かず、外で買ってきたテキトー惣菜とかレトルト食品なんかを食べる頻度も増えていた。

そして、一人で余裕を持ってゆっくりと過ごす時間が減るものだから、ものを考えるのもおざなりになるし、このブログからも離れがちだった。



人と会い、楽しい時間を過ごしていると自分自身と向き合う時間は減る。これは人と会うことでこれまでに蓄えた物事をアウトプットして、インプットすることが減るようにも思う。

しかし、人と会って話をすることで得られる新たな感性もあるから、人と会うことはインプットのようにも思う。

久しぶりに麦シャリを炊き、糠床を再生させて、山葵を漬け込んで、のんびりと考え事にふける雨の休日。