いろいろなもののバランス

会社での2月の人事発令から、未だに部内でのバタバタが治まらない。また一人、有能な部下が他の部署に異動することになった。



今僕が勤める会社はブラック企業だ。
「世の中の底辺に近い悪質なブラック企業と比べると、全く持ってホワイトだ!甘えたことを言うな。」と会社は否定するだろう。

しかし、一時金や労働条件の改善を求める際に他社比較すると「他所は他所、ウチはウチ」との理論を振りかざしてきた会社に上記の理屈を語る資格などない。



数年前に現在の社長が赴任してから、会社は日々、右傾化を進めている。社長のエゴや思いつきに誰一人何も言えない。意見を言うような人間は立場を奪われ隅に追いやられる。

憲法で守られている労働三権すら知らないのではないか?というくらいの厚顔無恥ぶりで組合を潰しにかかる。

彼の作り上げようとしている会社に嫌気が差して、可能性のある若者から次々に会社を辞めていく。僕も行き先が見つかれば、すぐに彼のいる職場環境から去りたい。


当人は自分のことを相当に有能な人間だと思っているのだろうけど、相当に悪質だし、僕が生まれてから見たことのある中で「一番裸の王様度合い」が凄い人間だ。

いや、彼と言うか、奴は本当に裸の王様で猥褻物陳列罪で逮捕される状況でそこらを歩いているのに、付近の取り巻きがあたかも服を着ているようにおだてあげ、猥褻物を陳列していることを無理矢理なかったことにしている状況だ。

今後、奴のことは「猥褻王様」と呼ぶことにする。



さて、猥褻王様の敗因は簡単なことだ。
バランスをとることを怠り、自分のエゴとか独りよがりな意見を盛込みすぎたこと。

会社だろうがサークルだろうが家族だろうが何かの寄り合いだろうが、複数の人間が集まるところには複数の人間を慮った判断が必要だ。

リーダーの意見を採用するのであれば、の意見の正当性を説明し、皆に理解させる必要がある。リーダーシップを発揮する人間はこの点がクリア出来ている。

奴はどうだろうか?
……非常に可哀そうだが、反対意見の人間を恫喝し否定することで、大した説明をすることもなくその他の大勢を従わなくては恫喝されるぞ…という精神的な支配により、意見を通している。

反対意見も聞いたうえで、自分の意見を説き伏せる。意見が平行線であったにしても、理解して欲しいという真摯な姿勢があるのと、頭ごなしに恫喝するのとでは、集団の心理には大きな差が生まれるはずだ。

バランスが重要なのだ。

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今の会社では憲兵隊がいる。
治安維持法が敷かれ、言論や思想も監視される。
そして、ホロコーストも行われている。

転職と言う亡命手段を持たず、居心地の悪い船に残った人間は収容施設のような会社に絞り上げられ、悪質な環境で労働搾取されている。この春の制度改悪により多くの社員の年収は落ちるし、福利厚生の組織も解体された。そして対立意見を出すものは消される。ホロコーストと何ら変わりない。

猥褻王様は、自らがナチのやり方を辿っていることを恥ずべきであるが、そんなことからは目を背けて、今後も猥褻物を陳列し続けるのだろうけど…。早く逮捕されて欲しい。