こどもの日に

今年のゴールデンウイークも終わった。

連休は5日あり、特に遠くに出かけなかったけど、のんびりと体を休めることが出来た。つい飲み過ぎてしまい、翌日の午前中をダラダラと過ごしていまう日もあったけど、それは今後との反省案件である。



部屋の掃除や衣替え、ベランダ菜園のケアやゆっくりとした料理など、家庭内のケアを中心に行っていたが、連休最終日となる昨日は「外郎」を作った。

過去に、10年ちょっと前だろうか、外郎を作った記憶がある。成城石井でわらび餅粉を見つけて買ってきて、あんこと練り合わせて作ったと思う。

羊羹や外郎の類は食べてみれば美味しいとも思うのだけど、わざわざ買うことなんて殆ど無い。ただ、昨日はこどもの日でもあるし、まず僕の子どもたちはあんこ製品は皆好きだから、作ろうと思い立ったのだ。「こどもの日」のサービスである。


材料は数日前に買っていた。
次女と連休中にどこかで遊ぼう…と話していたので、その時にお菓子作りをするのも良いかも…と思って、業務スーパーで買っておいたのだった。

それにしても業務スーパーは安い。
大半の製品が中国からの輸入のものなので、よく考えればそれも頷けることなのだが、それでも驚きの安さだ。

つぶあんが1キロで250円くらい、わらび餅粉も100円だ。つぶあんは1キロも使わないので、200円くらいの原材料費で10人前を超える外郎が作れる計算になる。

土産物などでの外郎は勿論、老舗の和菓子屋が作っていたりするので、一口分でも100円くらいで売られていたりする。

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自作して長女と一緒に食べた外郎
市販品のような滑らかさやキメの細かさはなく、素朴な味のするものだったが悪くはなかった。

手前味噌ではないが、むしろ市販のものよりも甘さも控えめで素朴な味がして、僕はこちらの方を好きなように思った。

経験として「美味しいもの」として市販されているものを食べておくことも大切だ。それらの味を認知できるだけの味覚の幅を育てることも大切だ。

しかし、そうした味に盲目的に従っていてはダメだ。ましてや、その商品の価格で味覚が左右されるようではダメだ。

僕は中国と言う国も、中国人も、そして中国からの輸入食材も嫌いだ。しかし、安く作っても美味いものはあるし、その原材料の安さには何かの手抜きなどの理由もあるだろうから、そうした背景も冷静に理解してものの判断が出来るようになりたいと思った。