タオル

♪〜Summer Breeze
目眩く Summer Breeze

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夏になるとよくかける名曲「タオル」の一節だ。

この歌を作ったクレイジーケンバンドを好きになったのはもう20年くらい前のことだろうか。いや、もう少し前のことのように思う。

当時の僕は独身で大人になりきっていなくて、仕事もほっぽらかして趣味と興味を優先して生活をしていた。その本質は今もそんなに変わらないので「人の本質は変わるもんじゃない」ということには反論できないようにも思う。

二十歳くらいからソウルやファンクに傾倒と言う程でないが惹かれていた。それと同時に和モノと呼ばれる昭和40年代とかのクサい歌謡曲みたいな…それでいて癖の強い日本製のラウンジミュージックやらファンクが大好きだった頃だ。

「とんぺいのヘイユーブルース」や「円楽のプレイボーイ講座」「勝新太郎夜を歌う」そんな音源を喜んで聴いていた僕にとっては、クレイジーケンバンドの出現は本当に驚くことばかりだった。

2000年代初頭に、リアルタイムでそんな空気感をビンビンに感じさせる不思議なバンドが登場したのだから…。



彼らの音楽(楽曲に限らず、歌詞や振る舞いや表現する世界観すべてを引っ括めて)は本当に凄かった。これは僕の心を掴む…ということに限ることで、そうした趣向は世の中一般にはマイナーなものだったのだけど。

そんな彼らの楽曲の中で好きなもののひとつが「タオル」である。この曲は僕も結婚して落ち着かねばならない年代や状況になってから生み出された名曲なのだけど、勝手に脳内変換されて、楽曲の世界観があたかも自分の青春時代がこうだったように記憶をすり替えてしまうくらいに僕には響いた。


さて、今日は…と言うか、今日も日差しが強く暑い。
昨日の朝の天気予報では、今日から雨の予報だったので昨日のうちにオオモノの洗濯なども済ましたのだけど、今朝からお陽さまが照っている。

昨日と比べると湿気が多少下がっていて、少し過ごしやすい。より夏らしい気候だ。「タオル」を聴きたくなる夏らしい日だ。

10年前に一人暮らしを始めるときに買った安いバスタオルも随分とくたびれてきた。フカフカしたタオルもいいけど、少し古びたものの方が吸水性が増しているように感じるので、僕は使い古したものの方が好きだ。

しかし、流石に10年使ったバスタオルは毛羽立ちも薄くなってしまった部分があり、使い心地も今一つになってきた。一般的に人々がどのくらいの長さバスタオルを使うものか知らないけど、相当に物持ちよく使っているタオルだと思う。

この夏にバスタオルを買い換えるかどうかはまだ決めかねている。