立秋

昨夜、6日ばかりの旅から帰宅した。

本当に楽しい旅だった。その余韻が当分覚めないくらいだ。今回の旅については、また落ち着いたらここにも記すことにする。


去年も同じような日程で旅に出ていて、旅先からウチに戻って来てから、残りの夏を謳歌しようと躍起になって動いていたことを思い出す。

今年は去年と比べると梅雨明けがずっと早かったおかげで、焦って夏を味わおうとするほどではない。これまでにしっかりと夏を楽しんでいる。


旅から戻ると、今日はもう立秋である。今日まで深まってきた夏が、今日を境にだんだんと秋の様相を帯びてくる。

僕の田舎では例年8月の7日と8日に七夕まつりが開催されていた。幼稚園で「7月7日が七夕で、笹の葉サラサラ…の歌を歌う」なんて教えられてから長いこと、何故8月に七夕をやるのか?と思っていた。

今になって考えると、7月の上旬なんて梅雨も明け切っていなくて夏気分も充分ではないことが多いだろう。夏の頂点とも言える8月の上旬にまつりを持ってくる方が風情もあろうと思うのだ。

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そんな訳で、この夏は部屋の手拭い飾りも7月の上旬からずっと「七夕飾りのもの」にしていた。僕にとっての七夕は7月7日から今夜と明日まで…と非常に長期間なのである。今年から決めたばかりの「七夕期間」であるのだけど…。


夏は短いようでまだ長い。明後日からは別のものに変えて、盛から名残へと向かう夏を楽しみたい。