徹底抗戦の構え

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昨日の朝の出来事だ。

いつものようにベランダの紫蘇のプランターに水を与えていた。するとなんだか白っぽいものを発見した。

よく見るとそいつはカブト虫の幼虫を小さくしたような芋虫で、すぐに確認出来ただけでも4匹の幼虫が紫蘇のプランターの表層部にいた。

この一月くらい、紫蘇の成長がこれまでのように元気がなく、きっと土の養分が欠乏しているのだから、また肥料を買って来なくては…なんて思っていた。

そんな紫蘇への心配とは別に、虫のいる土がというのは土も元気な証拠だ!そして、僕の狭いベランダにも一つの生活の場が出来上がっているのだ…なんて、ちょっとしたロマンを感じながら仕事に向かった。



さて、職場で僕は今朝見た幼虫の話を同僚にして、写真を見せたりしていた。すると同僚の口からは「これはコガネムシの幼虫ですね。早く駆除しないと植物は全滅しますよ。」との恐ろしいアドバイスが寄せられた。

意外に思いながらも急いでネットで検索してみると、たった2匹の幼虫が植木鉢の薔薇を全滅させたり、サツキの木を枯らせたりというコガネムシ幼虫の悪行の数々がすぐに見つかった。

実際、アドバイスをくれた同僚の近くの畑でもコガネムシ幼虫の仕業により、畑の作物が大被害を受けたこともあったそうだ。


そう言えば、この一月くらい紫蘇のプランターの土が不思議なくらいにフカフカしていたし、水を沢山やってもなんだか水不足のような様子だったし、まっすぐに伸びていた紫蘇がやけに横に倒れるようになっていた。

これらはネットで見た「コガネムシ幼虫による被害例」まさにそのもので、あまりのズバリ的中ぐらいに寒気がしてくるほどだった。



そんなことを知ると、生態系とか肥沃な土壌なんていう呑気なことは言っていられない。この夏前からとは言え、可愛がってきた紫蘇を守らなくてならん!

風の谷に住むナウシカたちならば虫とも共存するかも知れないが、僕には守るべき紫蘇がある。巨神兵を稼働させてでも幼虫の殲滅作戦を敢行することを決意したのだった。