秋の到来を心待ちにしていたのだが、遂に秋らしい気候がやって来た。
昼間から随分と涼しかったのだけど、風呂上がりの晩酌を楽しんでいると、自分で思っていたよりもずっと気温が下がっていることに気が付いた。
これまでの数ヶ月はエアコンを付けていない時には当たり前のように窓を開けていた。こんなもそんな感じで窓を開けていたのだが、すっかりと秋の様相を帯びた外の空気は冷たかった。
ほぼ全開にしていた窓を少しだけ開けた状態にする。しぶとく居残っていた夏もいよいよ去ったようだ。
そのうち、室内でも靴下を履くようになり、パーカーを着たり半纏を着たりするようにもなるのだろう。
暦の上…ではない秋がやって来た。
そんなことを思っているとすぐに冬になるのだろう。
秋らしさを噛み締める期間なんて、本当にあっという間に過ぎて行くはずだ。僕がどう感じようかは関係なく季節というものは勝手に過ぎていく。