バーボンを飲む夜

普段、だいたい酒を飲む夜を過ごすことが多い。


週に2日、出来れば3日は休肝日を作ったほうが体にも良いし、何よりも「飲む日の酒の美味さ」が上昇するのだ!と思っているのだけど、今年は冬になってからはすっかりと酒をやめられない日が続いている。


意図的に酒をやめておいた次の日は、友を招いたり、一人であっても酒が美味くてついつい深酒をしてしまっている。

そんな翌日には酒を抜く日もあるのだけど、中学生と一緒に勉強をしていると「頑張った自分に御褒美」みたいな感じでついつい酒を飲んでいる。頑張っているのは中学生であり、僕の手柄ではないのだが…。



今夜も寒い。

夕方から娘と地理の勉強に励み、そいつを終えてから夕食にスパゲッティーを娘と一緒に食べた。食中、僕は安いウイスキーソーダ割りを飲み、娘はカボスのソーダ水を飲んでいたのだけど、食事を終えて娘を送り届けてから、僕はバーボンのお湯割りを飲んでいる。


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若い頃、20代の頃にはフォアローゼズをよく飲んでいた。特別にバーボンという酒を好きだった訳でもないのだ。当時もそんなに酒の味なんて分かっているはずもない。雰囲気で飲んでいたのだろうと思うし、「円が強かった」のか洋酒も割と安かった。そして「バーでバーボンを飲む」という行為が特にこだわりがなくても一般的だったように思う、時代的に。

今のウイスキー流行りの時代においてはウイスキー好きの御仁からは「好きならばストレートで飲めよ、バカモン!」って感じなのだろうけど、寒い冬にお湯割りの酒を飲むのを僕は好む。

そんな時にお湯割りで飲むバーボンの泥臭くも甘い香りというのはブワッと鼻腔を付いて美味いものだと思う。フワリとした香りなどではない。

当たり前だ。熱いお湯にアルコール濃度の高い酒を入れるのだからアルコールも揮発する(と思う)。フワリとした芳しい香りではなく、ガツンとくるような甘い香りだ。エレガントな土方が玄関に現れたような感じ…。