春爛漫

先週の寒さが嘘のような暖かさだ。

冬のような寒さの中での下宿準備はとてもしんどかったので、息子の引越が今日のような日だったら本当に良かったのに…と思うほど。

さて、今日は日差しもたっぷりと降り注いでいるので、朝からカーテンを洗濯した。

このウチに引っ越して来てちょうど2年が過ぎた。その間にカーテンを洗濯した記憶がないし、その前のウチでもカーテンを洗濯したような気がしない。

2年前に新たに買い足したカーテンもあるのだけど、僕は数年洗わないカーテンと共に過ごしていたはずだ。パッと見て汚れが酷い訳ではないが汚れていない訳などない。

4つの窓に掛けられた白いレースのカーテンを取り外して洗濯機に放り込んで洗剤と多めの漂白剤を入れる。すると見る間に薄汚れた水が出てきた。莨のヤニやら料理をした際の気化した脂とかホコリとか、とにかく数年分の汚れは目に見える形で水に現れてきた。

忙しさにかまけて、このところ部屋を念入りに掃除をしていなかったように思うが、気持ちのいい天気の休日に朝から部屋を掃除するのは「天気による気持ちよさ」を数倍にするように感じる。

カーテンの洗濯を待つ間にアイスコーヒーを飲み莨を吸う。ベランダではこの春に新たに植えたプランター植物たちがすくすくと芽を伸ばしている。


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これは一月くらい前に種を蒔いた紫蘇。去年はゴールデンウイークに蒔いたのだけど、早くに種を蒔けば収穫時期も早くになるだろうとの期待を込めて3月に種を蒔いたのだ。

紫蘇の成長は暖かさと完全に比例しているように思う。種が芽を出してからの数日は暖かい日が続いていたので成長も早かったように思うのだけど、寒い日が続くと停滞した。そして、この数日の暖かさと日差しのお陰で再び成長に勢いが付いているようだ。


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これは3月の下旬に種を蒔いた九条葱。
芽を出した様子はそのまんまだけど芽葱だ。

プランターでどこまで成長するのかよく分からないけど、僕の食卓に青ネギが上る頻度は高いので、この夏は葱を買わずに過ごせるようになることを期待している。九条葱と紫蘇、冷奴の薬味が完全自給になるなんてどれ程素晴らしいことか!


春爛漫の気候を楽しんでいると、そのうちに初夏の気候がやってくる。梅雨に入るまでの爽やかな時期は本当に気持ちがいい。その時期を楽しみに待つのもいいが、春も終わりに向かっている。春爛漫と言えるうちに、春を存分に楽しみたいとも思う。