アブラムシ退治の顛末

ベランダ菜園の九条葱に大量のアブラムシが涌いたことは少し前にこのブログに記した。

化学的な薬品を使いたくなかったので、まずは牛乳を用いたのだが効果は全く無かった。

なんでも牛乳が体にかかったアブラムシはその牛乳が乾燥する際に窒息死するようだったが、我が家に現れた奴らは牛乳を美味しく飲んで元気になったのではないかと思う程、効果が見られなかった。むしろその量は増えたくらいだ。


効果がないことに失望した僕は酢を散布することにした。これもネット記事では効果があるように書かれていたのだが、全く効果が見られなかった。

希釈したものをスプレー散布するのだが、一刻も早く退治したかったので濃いめの酢水を散布しておいた。しかし、これも奴らに美味しく飲まれたのか?と思うくらい、全く効いていなかった。

この間に既に数日が過ぎているのだが、そうこうしているうちにアブラムシは勢いを増して増えていく。茎から養分を吸い取られている葱も枯れていくものが増えてきた。


この夏は冷奴を食べる時に薬味は買ってこずに、ベランダ菜園の葱と紫蘇を使うことを夢見ていたので、とにかく化学薬品は使いたくなかった。

しかし、ヌルい対処方法では本当に葱が全滅しそうだったので、遂に僕はホームセンターへと走った。


そこで投入したのがこの薬品である。
これを使うことで、当面、ベランダの葱を食べることは出来なくなる。自家栽培薬味による冷奴作戦も遠退くが仕方ない。


散布の結果を伝えると効果はテキメンだった。
あれだけ多量に現れて好き放題に葱をいたぶってくれたアブラムシはその日のうちに死に絶えた。

農薬って凄い!化学って凄い!と思いながら、これが人体に入ると僕もイチコロで死んでしまうのではないか?と思わざるを得ないほどの効き目だった。


さて、その後の九条葱の様子というと、全く良い状態ではない。

アブラムシによる打撃が既に手遅れの段階まで進んでいたのか?それとも牛乳や酢によって更なるダメージを受けたのか?はたまた、化学薬品によって致命傷を負ったのか?

心当たりはあり過ぎて、どれが原因なのかすら分からないけど、とにかく元気がない。まだ全滅はしていないし、元気な奴はこの先生きながらえて、いつの日か僕の食卓に登場してくれることを望んでいるのだが、それは随分と先のことになりそうだ。