昨夜、スパゲッティジェノベーゼを食べた。
この数年、外でスパゲッティを食べていないし、自宅でジェノベーゼを作った記憶もないから、このスパゲッティを食べること自体が数年ぶりのことだった。
スパゲッティというものは、そりゃ外の美味しいところで食べると当たり前のように美味しい食物だが、テキトーなスパゲッティを出すところも多い。そんなところのスパゲッティだったら自宅で自作した方が遥かに美味しくて尚且安い。
そんな理由で僕は数年スパゲッティを外で食べていないのだ。2年くらい前に「銀座の五右衛門でスパゲッティを食べてその悪口をこのブログに買いて以来」なのだった。
さて、昨夜のジェノベーゼはベランダ菜園のバジルを使って作った。ゴールデンウィークに種を蒔いたバジルもすごい勢いで育ち、プランターいっぱいになったのでそいつらを間引いたものでソースを作った。
ジェノベーゼのソースは「とにかくバジルのフレッシュな香りが命」と言う。そのために調理ギリギリまでバジルの葉を冷蔵庫に入れておく人もいるそうだ。
僕の場合は冷蔵庫どころか、調理ギリギリまでプランターに植えられていたもので、フードプロセッサーでバジルを轢き潰す直前に土から抜き取ったものなので新鮮さは随一だ。
娘たちによって引き抜かれた間引菜は20本くらい。これらを事前に擦り潰しておいたカシューナッツ、パルミジャーノチーズ、太白胡麻油のペーストに加える。
これらの作業はフードプロセッサーのモーターがやっているようなものなので、料理というよりも工作かなんかをしているような気持ちになる。
あとは、茹でたスパゲッティと混ぜて出来上がり!
僕のウチでは「鉄は熱いうちに打て!メシも熱いうちに食え!」を家訓としているので、スパゲッティを待たせることなく娘たちにすぐに食べさせる。
贅沢な材料を使ったものだが、そんなことよりもベランダ菜園のバジルを使っているということが嬉しく、格別の味だった。