続 インスタントラーメンの思い出

少し前にもこのブログにインスタントラーメンのことを書いたのだけど、今日もまた書く。

https://datetaira.hatenablog.com/entry/2022/08/31/212400

現在の僕が袋に入ったインスタントラーメンを食べる時には、大体5袋がセットになっていて350円くらいで売られているものを食べることが多い。

先日の「うまかっちゃん」は5袋で498円だったから平素食べるものと比べると割高なのだが、これはその味が好きで買っているので仕方のないことだと思っている。


そう言えば、酒を飲んで遊んでばかりいた大学生の頃は、夜っぴいて酒を飲んだ後で「ミックスメーラン」と称すものをよく食べていた時期もあった。

安い居酒屋とか友人や後輩の下宿で酒を飲みまくった後で腹が減ってきて、お金もないものだから数袋の種類の違うインスタントラーメンを買ってきて、そいつらを一緒くたにして煮込んで食べるのだ。


酒飲みの男子大学生が酔いに任せて作る料理なので、当たり前のように葱とかモヤシがハイルーフ訳もなく、ストレートに袋のインスタントラーメンを楽しむ「心と財布に優しいけど、身体にはなにも優しくないジャンクなやつ」だった。

何度もやっていたので、終いには「5袋でやるならこのラーメンとこいつら」とか「8袋なら醤油味のこいつと味噌味のこいつ、そしてコクを出すためにトンコツは2袋」なんてふうに、インスタントラーメンの配合も上手くなってイた記憶がある。

ミックスメーランをやる時は大抵割と大勢で飲んでいるけど、皆で牛丼屋に行くにも金のないやつもいるし、そもそも「腹いっぱい〆になにか食べたい」というだけのバカ学生の集団飲みだったので、インスタントラーメンという安価な食材が本当に「その場に適した食物」だったのだろうと思い出される。

避難シェルターのように転がり込んだ誰かの下宿。そこにある最大の鍋に湯を沸かして次々と入れていく袋麺。グラグラと煮立って麺がほぐれたら手分けして粉末のスープを加えて、皆で啜りこむ。

終いには麺はヤワヤワに伸びるし、鍋の大きさによってはお湯の量が圧倒的に足りず、めちゃめちゃにしょっぱいものになることもあった。

そんなミックスメーランはもう25年くらいやっていない。思い出したらまた食べてみたいとも強く思うのだけど…。


さて、現在の僕とインスタントラーメンの接し方を言うと、地方に旅に出てお土産とか確実に旅に不必要になる荷物を途中で宅配便で自宅に送ったりする。

あくまでそうした配送物のオマケなのだけど、僕はその地方でしか見ることのないインスタントラーメンを買って宅配便でお土産として自宅に送ることが多い。


これはこの夏、実家近くのスーパーで見付けたインスタントラーメン。僕の住む町では見たこともなかったので、お土産として買っていたものだ。

これらを食べた娘たちからは一様に好評だったのだけど、先日「うまかっちゃん」を購入するためにドンキに行ったところ、この2種類が棚に並べられていた。

僕はまだ食べていなかったが、娘たちに好評だったものが「お土産じゃなくても買うことが出来る」のは嬉しいことだ。しかし、少し寂しくもある。