こちらのブログに数日、娘への弁当について書いていないが、今週から始めた弁当作りは続いている。
娘から特に断りの連絡がなければ基本的には毎日弁当を作る約束をしている。
受験生の娘は2月、3月は受験やら卒業式になるので僕が弁当を作るのは1月末までの3ヶ月とちょっとしかない。この期間くらいは華美なものでなくとも、栄養価と味を考えた弁当をお見舞いしたいと思っている。
一昨日の弁当はカレーライスにした。
これは僕の前夜の夕食がカレーだったわけではない。翌日の弁当の為に前の夜から作ったものである。
世に言う「お母さんの家庭カレー」は市販のルーによるとろみに頼るところが大きい。これはこれで日本人の郷愁を呼ぶような美味しさがあるのだけど、油脂と小麦粉によるとろみなので冷たくなると更に粘度が高くなって美味しくなくなる。
この日の弁当をカレーは別で作っていた「茄子の炒めびたし」を流用したものだ。多量の茄子にカレーのスパイスと少しの市販ルーを加えて作ったものなので冷えても固まらず、弁当には適したものである。
そして昨日は、以前作って冷凍しておいた「エリンギと銀杏の炊き込みご飯」と「なめこと豆腐の味噌汁」を持たせた。
高校生の弁当というものは、やはり学校に電子レンジとかないので、持っていたものをそのまま食べることになる。
娘の通う高校には学食がないとのことなので、持参弁当ではなく買ったものを食べるにしても、とにかく昼食に温かいものを食べるということは高校生活においてほぼない、とのことだった。
そこでスープジャーに熱々に熱した味噌汁を入れて持たせたのだがこれは好評だった。
この日の弁当については写真を撮っていない。
弁当作りを始めてから、僕も昼食はだいたい娘と同じものを食べている。これで感じるシンパシーについては特別な思いはないが、自分でも同じものを食べることで弁当の出来の良し悪しは共有(共感?)できる。
娘が受験勉強の山場を迎えているこれからの数ヶ月、僕は弁当を渡し続けることで彼女の支えの一部になりたいと考えている。