2022年の冬支度

僕の住む町が温かなところであることは、もう何度となくこのブログに書いている。

 

人間には順応性というものが備わっていて、置かれている環境に割と簡単に適合してしまうのだ。勿論、この順応性があるからちょっとくらい辛いことがあってもそれに慣れることでストレスを発散させることが出来ているのだから順応性は不可欠なものである。そんな訳でここに引越して来て3度目の冬を迎える今年になると「この町のぬくさ(ヌルさ)」にすっかりと慣れてしまい、一丁前に寒いと思うようになってしまった。

 

まあ12月にもなったのだからいいか…と、冬支度を少しずつ始めている。数日前には布団を夏布団から秋のものに変えた。秋から毛布を出していたので布団は夏のものでも事足りていたのだが、12月に入ってからそれでは少し寒く感じるようになった。

そして、数日前から半纏を着ている。半纏についてもこのブログにいつか書いたように思うのだけど、僕は数年間探し続け吟味に吟味を重ねた半纏を着ていた。コレが過去形なのはこの冬が始まるタイミングでその半纏を娘にプレゼントしたからだ。

そこで僕はこれまで持っていたものと同じような半纏を新たに買ったのだけど、やはり以前持っていたものの方が作りがしっかりとしていてイイものだったように思う。

半纏を羽織ると途端に冬が来たように思う。冬になったから半纏を着るのではない。半纏を着る時期に秋と冬の分水嶺があるように思える。