僕にとって「楽しいこと」なんていうものは色々とあるのだけど、そうしたことに没頭していると写真なんて撮っている暇はない。
ならば「写真に残している時は大して楽しくもないのか?」というと、割とその通りでもあり、「写真を撮らせる暇も能えてくれない程楽しいこと」はそれなりの頻度で体験する。
ゴールデンウィークの序盤を長男長女と過ごしていた事はこちらにも記したが、その間の楽しかったことなんて写真に撮る暇もないことが多かった。
幾つかは写真に残っているのだが、写真の有無に関係なく楽しかったことを記しておく。
■山葵漬玉子かけをはじめとした金曜日の夕食
■土曜日午前の買物
■下宿食材を使っての中華丼昼食
■舎弟の日本酒を忘れるという失態
■本棚やら棚を設置する労働とその買物
■山葵漬と刺身の夕食
■天麩羅職人に徹したこと
■いつもながら酔ってダメな舎弟
■娘に出汁巻き作りを教えたこと
■息子が直立で寝ていたこと
■朝の散歩
■カレー講義
多くの楽しいことのあったゴールデンウィーク前半だったが、それぞれの出来事に本気で取り組んでいたので、肝心のめちゃめちゃ楽しかった瞬間の写真はそんなに残っていない。
スマホが生活の中で大きな役割を占めるようになって、出来事の記録を切り取る機会は相当に増えた。後で見直すと楽しいことも多いからそれはとても結構なことなのだけど、写真に残っていないことの中にも楽しいことは沢山ある。
むしろ、写真を撮っておく余裕などないくらいに没頭していたことの方が楽しいことなのかも知れないのだろうと思う。