心地よい季節

毎年感じることだし、毎年ここにも同じようなことを書くし、ライフスタイルが定まってくると人というものは「スパンの差はあれどだいたい同じようなことを繰り返して生活するのだ」と強く思う。

ゴールデンウィークくらいから梅雨入りするまでの一月くらいは本当に気持ちイイ気候が続く。特に5月の中旬〜下旬くらいは気温も高くなるけど、空気は乾いていて一年のうちで一番気持ちのイイ気候なのだと思う。

僕の中での「イイ気候」は5月の他にも10月頃にもやって来る。いずれも暑くもなく寒くもなく…という時期で、湿度も高くなくて外を吹く風の心地よい気候だ。しかし、5月のほうがこれから更に延びる日の高さとか暑くはあるがなんだかワクワクする夏が近づくこともあってなのか、10月よりも気分のうえで心地よい時期だと思っている。

 

さて、そんな僕にとっても心地の良い気候というのは虫にとっても過ごしやすい時期なのだろう。若葉を茂らせた山椒の葉に早速虫が現れた。

アゲハ蝶の幼虫がやって来たのか?去年の秋に我が家を巣立って行ったヤツが里帰りのようなつもりで我が家に戻ってきたのならば、なんだか嬉しくもあるが…なんて考えていた。

しかし、よく見ると僕の知る「アゲハ蝶の幼虫」ではないよく知らん虫だった。こいつが何なのか調べるてしまうときっと情も移りかねない。そんな懸念から、すぐにそいつを箸でつまみ上げベランダの遠くに放り投げた。