ゴールデンウィークに長男長女の住む下宿に数日遊びに出掛けていた。それまでの数年、いや数十年に及ぶ不摂生がたたってなのであろう、僕は少し体を動かすことも辛いくらいの背中の痛みに悩まされた。
家族と楽しい時を過ごしたいにも関わらず、自由に動くことの出来ないもどかしさ。背中の痛みから明朗快活に会話をすることも出来ず、本当に勿体ない時間を過ごした。
ゴールデンウィークの終盤には末娘によるマッサージの効果もあったのか、痛みはそれなりに治まったのだけど、50歳になると自分が過信しているほどには体は動かなくなるようなものであり、長い年月の不摂生のツケが一気にその返済を求めて押しかけていることを実感した。
酒に煙草に運動不足、そして満腹まで食べてから眠るという生活習慣…。身体に良くないことのほとんど全てを網羅してきているのだから、「そのツケの額」が膨大になるのも当たり前のことだった。
…と、他人事のように言ってみたが、こうしたものの元凶がやはり「太っていること」なのだ。長年、心の底ではとっくに気が付いていたが、敢えて無視し続けていたことだが、やはり「太った現状」をどうにかせねばならん…。そんなことを深く反省させられるゴールデンウィークだった。
…そんな訳で、ゴールデンウィークが明けてからはそれなりに気を付ける生活を送っている。ちゃんと自分を律することが出来て、節制なんてことを無意識のうちに考えられる人にとっては本当にくだらないレベルのものなのだけど…。