昨夜、シイラのことをこちらに記したことを母親に伝えた。その感想…というか返答がこちら。
伝聞による僕の記述が「より明確なもの」として母親に補完されるやりとりだ。
「道元坊主」という言葉は僕には全く馴染みのない言葉だったので、ネットで調べてみたら「悪ガキ」の意の山口の下関の方言だった。
当時の母親の赴任地も下関に近い日本海側の寒村だったようなので、彼女は当時の地元に人たちの言い振りを思い出したのだろう。こうした本当にちょっとした言葉にも「歴史や郷土の裏付けみたいなもの」が垣間見られるのも面白いことだと思った。
3年前に一人で18切符旅行に出掛けた際に僕は出雲にいた。その時に地元のスーパーでシイラの刺身用の切身が「マンサク」として安価に売られていた。
この時は「今ほどのシイラ…もとい、マンサク愛」がなかったので、他の魚を買って食べた。なんということもないような魚もそれに対する背景になる情報を得ると一気に思い入れのあるものになる。
これより先、僕はシイラのことをマンサクと呼ぶことにしよう。どうでもいいような話だが、こうした情報に触れる機会となるのも旅のいいことの一つだと思う。