datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

「おい、やりすぎだろう?」

数日前に「生き延びたアゲハ蝶の幼虫」を2匹ほど見つけた。我がベランダ菜園の山椒の木のことだ。

僕の監視の目をかい潜ってなんとか大きくなったやつなのだから、僕もそれなりに情が移ってしまい、仕方なしにこいつらについては蛹になり蝶として飛び立つまでは我が家の山椒を食べることを容認することにした。

…とは言ったものの、今朝出勤前にベランダの山椒の葉を見て本当に驚いた。

もとより、アゲハ蝶の幼虫の大食漢ぶりはよく知っていたのだけど、大目に見て甘やかすとこれだ…。

盆くらいから芽吹いていた新芽もこの数日で丸裸!…と言うと言い過ぎかも知れないけど、相当な量の葉っぱがきれいに食べられていた…。

我が家にやって来た居候に対して、出掛ける前に「ウチにあるものでテキトーに食事をしといて!あるものは何でも食べていいよ…」みたいなことを言って出掛けてみたら、家中の食物という食物を全て食べられたような状態だった…。戸棚の奥にあった乾麺とか貰い物のお菓子に至るまで、という感じ。

これが本当の(人の)居候ならばタイトルのとおり「おい…!」と声を掛けるのであろうが、幼虫どもという奴らは、そんな嫌味やら叱責などはには全く耳を貸さずにとにかく腹いっぱいになることを仕事のように食べ続ける輩なのだからどうにもならない…。

僕の山椒を思う存分に食べた幼虫たちはまるまると肥えて間もなく蛹になるのだろう。山椒が生命維持に必要なだけの葉っぱのことなど何も考えずに食べ続ける奴らが蛹になって食べることを止めるのか?それとも本当に僕の山椒を丸裸にするのか?

気になるところではあるが男に二言はない。早く蛹になってくれることを祈りながら、奴らの成長を見届けたいと思う。