今日は9/18(水)。僕が今住む沼津の町に越してきたのは去年の9/17のことだったので、沼津に住み始めてから1年が過ぎた。
去年、沼津に引っ越すことが決まるまでは本当に沼津のことを知らずに過ごしていた。沼津市のことはおろか、近隣の町のことも伊豆半島のことも北部に位置する裾野やら御殿場のことも朧気にしか知らない有様…。
もう1年が過ぎのだ…と思うと本当にあっという間のことだったとしか思わないのだけど、今は「どの道を通れば御殿場に行けるのか」とか「沼津の中心部から三島駅に行くには車よりも電車の方が圧倒的に早いこと」とか「そもそも沼津の中心部(沼津駅周辺)は買物をするのに難儀するところ」とか「伊豆半島を移動するにはそれなりに時間を要すこと」など…色々なことを体感し、僕にとっては深い知識としてインプットされた。
こうして僕が体得したことなんて沼津を拠点にして仕事をしていれば当たり前のことなのだ。しかし、「その町の周辺やら、それどころかその町のことも知らない状況の町」に住むのはとても久しぶりのことだったので、今になって思い返すと「本当に右も左もよく分からん町での新生活」というのは楽しかったことのように思い出される。
「知らない町で暮らすこと」それは今の僕でも、エイヤ!…っと気合を入れて仕事を捨てて、後先考えずに引越をすれば体験出来ることなのだろう。しかし、そんな勇気は今の僕には無い。
18歳になって間もない大学新入生の頃に田舎の山口から大阪に引越した時。そして大学を卒業して縁やらゆかりもない静岡に引っ越してきた時。その後、東京やら名古屋にも移り住んだが、「その町のことを本当に知らずに住み移った」のは沼津が始めてだったようにも思う。
沼津という町がいいところなのか?と考えると今の僕はまだ「特になんということもないところだよ」という感想しかない。しかし、よく知らない町で日々それなりにワクワクするという、僕にとっては珍しい体験をさせてくれたこの町のことを僕は好きになり始めているのだろう。
この町に住んで1年経ってそんなことを思った。