米の価格が上昇を続けているというニュースをやっている。
僕は農業従事者でもないし、そうした農作物の生産にも全く関わらない立場なので「よく分かっていないおっさん」がテキトーなことを言っているものとして、このあとの文章読んでいただきたい…。
日々のニュースでは米価の高騰や、その要因と思われることを報じているが、僕個人の意見として「米価なんてもう下がらないだろう」と思っている。
備蓄米の放出とか、どこかの中間業者の買い占めによる値段釣り上げ作戦…そうした行為は別としても、やはり米以外の物価が上昇している世界に過ごしていれば、米の値上がりも当然のことなのだと思っている。
僕が米農家だったら、一度あげることの出来た価格など「とにかくその価格が下がることがないよう」に頑張る。「うまい米」と称されるような銘柄米を作っているならば尚のことだ。なんなら、高く買ってくれるヤミに売る。
…だって、百姓が作物を作るにもそのコストは高くなっているのだし、日々の生活のためのコストも高騰している。仮に低コストで作物を作ることが出来たとしても「どうにかして儲けたい」と思うだろうから…。
「嘘モノではないちゃんとしたモノ」を口にして生活しようと思うなら、今の日本の中間値のような年収では無理に決まっている。今の日本では、ここで言う嘘モノである「エサのような工業製品」に頼らないと腹を満たすことは出来ないような有様なのだから。
そんな状況を鑑みれば、利鞘で儲けようと思う中間業者が現れるのも当然のことだし、そもそもモノ自体を作っている人たちの経済状況も考えてみろよ!……なんて思う。
「経済を成長させて、人々の生活を豊かにする」なんてふうにに「それらしい施策」を掲げてきた日本政府のツケがやってきただけだ…とも思う。
家庭での日々の食事は「年を追うごとに豊かなものになってる」「過去の生活は不便で不十分なものだった」なんて思っている若者もいるのではないだろうか?それは大きな間違いであり、この数十年で「日本の食は退化を続けている」ことを知らない人が多い。
安価なものを買い求め、そして「ウチにはお金がないからね…」なんて言いながらも、工夫をしながら大手流通業者の工業製品ではなく安価な旬のものを食べていた過去の生活のほうが「今と比べれば、数段食に対して豊かな生活」を送れていたのではないかと思う。
こんなことを考えていると、「美味しいものを食べるには、やはりそれを自ら作っている百姓が最強!」なんて思う。
美味いものを求める「馬鹿な消費者」の目の前で、美味そうにイイものを当たり前のように食べるのが僕の夢だ!
…そんな技術や力量もない僕はこの国の農政を憂いながら、日々高騰していく大して美味くもないものを食べる生活を送っている。