datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

飯を炊く道具のこと

先週末から今週の頭まで、ガキどもの引っ越しとか海外渡航の手伝いに大わらわの生活だったので「僕自身のいつもの生活」についてものを考える…と言うか、このブログに日常生活で思うことを記すのも久しぶりのように思う。

月曜日の夜に沼津の自宅に戻ってきてから、もう数日が経つのだけど色々と忙しく過ごしていた。…なんて言ったところで「僕は僕なりにいつもの生活も送っている」のだから、普通の生活の中でものを考えることもあるのだ。

 

僕は普段、飯を炊く時に文化鍋を使っている。鍋の中の米(麦を入れることが多いが…)がある程度炊き上がってくると、その蓋がカタカタと音を立てるという可愛い炊事道具だ。この鍋には1年くらい前から木蓋を落として飯を炊くようになった

「飯に圧を加えて炊くと美味い飯が炊ける」ということは、昔、寿司屋の本で読んで知っていたことなのだけど、それをようやく実行し始めたという具合…。

この木蓋自体はアマゾンで購入した安価なものなのだけど、安価な品であっても「それっぽい道具を使っている」というだけで日々の飯が美味く炊けているような気分になる…というのは凄い効果だ。本当に飯の味が変わったのかどうかはよく分かっていない…。しかし、僕は滅法美味い飯を食べていると思っている。

そんな木蓋の下駄の部分が少し前からスライド式に外れるようになってきた。

レールのような部分にはめられて、木工用ボンドで貼り付けられていただけであろうパーツは、1年も使っているとスポスポと外れるようになっていた。

飯を炊いていると鍋からグツグツと吹き出てくる。その湿気によって木蓋も熱せられた蒸気を吸い込むから木材が膨らんでてきて、レールにはめられている下駄もしっかりと固定される。しかし飯を炊いてから数日経って木蓋が乾いてくると簡単にスポスポになる…という状況だった。

これをどうにかしたいと思っていたのだけど、炊事に使う道具に「シャバい化学製品」はなるべく用いたくないと思っていた。

そんな訳で「飯炊き鍋の木蓋のレール接着剤」として「御飯粒の糊」を使ってみた。

この日は木蓋ではなく、そもそもの鍋のアルミの蓋で飯を炊き、そこで炊いた米を選んでねっちりとした糊のように練ってみたものをレールに塗り込んで下駄をはめてみた。ネトネトとした飯の糊の接着効果に期待してみてのことだ。

こうした加工が「日常生活道具の耐久性」を高めることにどれほどの効果があるか分からない。それは僕自身がこの先の生活で知り得ることだ。

結局、木工用ボンドを買ってこなくてはならないようなことになるかも知れないが、それもまだ分からないことだ。

今の僕はこれで満足している。そりゃ、そうだ。まだ使用感を試すような状況にないのだから。そのうちに「この木蓋の具合」もここに書きたいと思う。