datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

酒とラッパに浸る

一昨日は夕方から自宅で酒を飲んでいた。夕方になってからの酒など特に珍しいことでもないが、昨日は「一日の疲れを癒やしてリラックスするため」ではなく「セッションに出掛ける勢いをつけるため」の酒だった。

この一月、特別な練習をしている訳でもないのでセッションに行くのはやめておこうかと思ったりもしたが、「月に一度の機会」なのでセッションに出掛けた。まあ、酒の勢いによるものなのだけど…。

自宅でウイスキーを飲み、店ではボトルを入れていた焼酎を飲む。酒浸りで演奏するのだから、どんなフレーズを吹いたのか良く覚えていないし、いつか何かのレコードで聞いたことのあるフレーズだったのだろう。まあ、セッションで演奏するフレーズなんて「咄嗟の対応であり、無意識に出てくるクセのようなもの」だ。

どんな音をどう並べよう?どうすればカッコいいフレーズになるか?…なんてことは一人での練習の時に考えるもので、現場ではひたすら脊髄反射のように浮かんできたフレーズを吹くだけだ、僕の場合は…。そして、今の僕には音の並びを考えながら手癖フレーズを少しでも多く身につけることが課題であるとともに、物怖じせずに人前で演奏する経験値も必要だと思っている。

そんな訳で、セッション現場に足を向けさせた「勢い付けの酒」はいい方向に効果を生んだと思う。

土曜日は酒を飲んでセッションに行き、店でも酒を飲んで過ごし、そしてセッションが終わってからも店で知り合った人たちと飲みに出掛けた。とにかく酒浸りの夜だった。

そして、そんな酒浸りの交友の中でフルバンの練習に参加することになった。日曜日の朝9時から少し離れた町で練習が行われていたので、まだ酒が抜け切らないような状態でヨロヨロと出掛けた。

※写真は以前のカラオケ練習の時のもの。セッションやフルバン練習の時のものではない。

さて、1年半ぶりにフルバンの練習に参加してみた。20人近くの人間での合同演奏なので、人と合わせることが主体となる。

そしてその中にはジャズを演奏するうえでのニュアンスなどトレーニングになるところもあるのだけど、基本的には「譜面をどう吹くか」の練習であり、ブラバンとか吹奏楽と変わらないものだと思った。

9〜12時の3時間、練習場が押さえてあり、そのうちの2時間強が実質的な練習時間だったが、フルバンの譜面には休符も多いから拘束時間の割には僕が音を出している時間はそんなに多くない。

いや、そんなタイパとかコスパなような効率重視のようなことを言うのではなく、吹奏楽のようなジャズ練習ではなく、ソリストとしての練習に時間を割きたいと思った。

「どこどこはフォルテで!」「そこの譜割り、ちゃんと合わせよう」大勢で楽譜に合わせて合奏することなので、こうした練習が重要になるのは分かる。久しぶりにフルバンの練習に参加してみて「こういう吹奏楽団っぽいところが嫌なんだよな…」と思っていたことを思い出した。