datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

山口で思ったこと

山口への旅行から2週間が経つ。

そこで思ったこともこのブログに書いておこうと思っていたのだが、バタバタと過ごしているうちに時間が過ぎていた。感じたことや思ったことは、やはり時間が経つとその感情の新鮮さも失われて。そのうちにどうでもよくなってくる。

どうでもよくなるようなことをわざわざブログに残すこともないのだろうけど、2週間経ってもまだ印象に残っていることを書き留めておく。

湯田温泉のホテルでテレビを付けたら天気予報をやっていた。ごくあたり前のことなのだけど、天気丁にソウルやプサンが入っていることに驚いた。

まあ、山口県からなら僕の住む沼津への距離よりも韓国の方が圧倒的に近いからなあ…なんて短絡的に納得しそうになったのだが、「わざわざ韓国の天気情報なんて必要か?」とも思った。距離が近いからといっても別の国なのだから新幹線に乗ってフラッと…という場所でもないだろう。在日朝鮮人に対してわざわざソウルの天気を知らす必要もないだろうし、誰の為のものなのかよく分からなかった。

そしてしばらくテレビをつけていたら、何度か「うまかっちゃん」のCMが流れているのを見た。その人気からか沼津でも一部の販売店に行けば手に入れることのできる「うまかっちゃん」だが、テレビCMを見るのは数十年ぶりだった。

僕が小さな頃に発売された「うまかっちゃん」であるが、九州方面でのその人気は凄い。インスタントラーメンと言えば…というくらいのブランド力を持っているはずだ。

商店を見ても至る店にうまかっちゃんが並べられていたし、僕自身もこのラーメンを好きだから、東日本でももっと普通に売られてもいいのに…なんて思う。

OB会の翌日は演奏会を鑑賞して、その後は地元のスーパーで出来合いの総菜をホテルに買って帰って一人で食べていた。

山口のスーパーには当たり前だけど山口の食材が売られていたし、静岡ではそんなに見ることのないサラシ鯨も普通に売られていた。

旅先でその地方ならではのスーパーに出掛け、その地方ならではの食材をるのが好きだ。

生鮮食品のラインナップから感じとることの出来る地方色が一番好きなのだけど、流通システムの発達により全国どこでも離れた産地の生鮮品が並ぶので、むしろ加工品の方が地方色豊かなこともある。調味料や練り物だったり…。

そうした食品とは全国どこでも出会っても「その土地の生活そのもの」を知れたような気になり、嬉しくなるのだけど、なぜだが故郷の山口ではそうした嬉しさ以上に「ダサさと恥ずかしさ」みたいな気持ちにもなる。

仮にその食品がダサかったとしても、僕が作ったものでもないので「恥ずかしく感じる筋合い」などないのだけど、これはとても不思議に思う。