datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

青い豆の季節

毎年、このくらいの時期になると「青い豆」に舌鼓を打ち、そしてそんなことをこのブログに書くようになって5年が経った。

人の行動パターンとか季節ごとの食の嗜好なんてものは「特におっさんになった僕」にとっては殆ど変化がない。毎年、同じような時期に同じようなものを食べて喜び、そして同じような感想をブログに記したりする。

「新たな感動やら発見」もなくてつまらんことだ…とも思ったこともあるが、日々の生活に大きな変化もなく「いつものような季節の出来事」を楽しんでいられるのも幸せなことではないか!なんて思うようになった。これも僕が年を取り「生活スタイルが守りに入っている」のだろうね…。それがいいことなのか?よくないことなのか?は敢えて考えない…。

さて、一昨日と今夜、僕はそら豆の塩茹でを食べている。メシのオカズにはならないそら豆を好きになったのは30を超えてからのことだと思う。

湯掻いたそら豆を食べて酒を飲み、そしてそのうちにそら豆が枝豆に変わって酒を飲み…という春の終わりから夏の終わりまでの「僕の食卓の青い豆事情」はこの数年変わることなく、今年も例年のように青い豆を楽しむ時期になった。

一昨日、今夜とそら豆を食べているのは「一昨日、八百屋で安くに売られているそら豆を買ってきた」からにすぎない。一度に一人で食べるには売られている豆の量が多いから…。

本当に「毎年変わりのない青い豆との食生活」なのだけど、今年は新たなことを一つ知った。

そら豆を湯掻いていると茹で汁が赤紫になることが多い。そんなに色が出てこない時もあるのだけど、大抵「この色素はなに?」と思うほどに色が出るように思う。

そんな疑問を抱きながらも、僕は「まあ、野菜ってもんは大抵、結構な灰汁を含んでいるしね…」と感じた疑問を勝手な思い込みで納得する生活を送っていた。

この疑問に今年初めて、51歳という壮年になって答えを出そうと調べてみた。…と言っても図書館に出掛けることもなく、町内の物知りのおばあちゃんに尋ねることもなく「ネット検索」によって本当に簡単に知りうる情報だったのだけど…。

大した情報でもないのだけど「そら豆の赤い茹で汁」は豆に含まれるポリフェノールだそうだ。赤ワインと同じやつ。道理で「ロゼのワイン」みたいな色をしているはずだ。

…なんていう知識というにもお粗末な「茹で汁が赤い理由」を今年初めて知った。どうでもいい知識なのだろうけど、「生活における大凡のこと」を分かった気になっていることを反省させてくれる今年の青豆であった。