datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

「食物の色」のこと

先日来、到来物のメロンを味わっている。

メロンの産地にいる…いや、いらっしゃる知人の御尊父からこの数年。毎年のように頂くものである。

メロンを食べる…ということを聞いただけで色めき立ち、スイカの皮に群がる夏休みの昆虫採集のカブト虫のようにそれを喜んで食べる娘たち。到来物の甘味が及ぼす高揚感で、食べた後にはそいつを包んでいたネットを被って大喜びしていたのも、もう何年も昔のことになる。

そんな様子をお礼の便りの一つとして贈呈いただいた方に連絡したところ、とても喜ぶ娘たちの様子にとても喜んでいただいたようで、以来数年にわたり「この時期には特産のメロンを頂く」ようになった。

今年も沢山のメロンをいただき、僕一人では食べきれる訳もないのだから、友人や離れて暮らす「昔はメロンのネットを被って喜んでいた娘」などと分けて賞味させてもらっている。

さて、メロンという果物は美味しいと思うが、一人でそいつを切って、その一玉を一人で贅沢にいただく程の度胸を僕は持ち合わせていない。

一玉を職場に持って行き、ちょうど職場の皆で宴会をする機会があったのでその席で食べたのだが、皆での宴会なんてものは他の食物もあるので半玉しか消費されなかったので、残っていたものを自宅に持ち帰り、昨夜のことだが生ハムを添えて酒の肴として食べた。

もとより「日々果物を食べる週間のない男」である。

年間で僕が能動的に食べる果物と言えば、サクランボと桃とグレープフルーツ、そしてこの数年の年中行事のように頂くようになったメロン、あとは秋〜冬に何処かでもらう林檎と蜜柑くらい…という果物接触頻度の低い生活を送っている。

それに対して「酒とその肴」については同居をしているような生活スタイルなので、酒の肴となる「生ハムメロン」というものはとても美味しくいただいた。

彼の地よりメロンをいただくようになり、もう数年が経つのだけど、これをデザートの果物ではなく、生ハムと一緒に食べたのは初めてだったのだけど、やはり美味しいもので、おっさんの乾いた食卓に潤いを与えてくれるもののように思った。

さて、昨夜はメロンと生ハムを食べながら安いウイスキーを楽しんでいたのだけど、そもそものメロンという食材について兼ねてから思っていることを書く。

メロンは青いものの方が美味しいと思うのだ。

大切なことだからもう一度記す。メロンは青いものの方が美味しいと思うのだ。

…これは僕が「小さな頃からそう思っていて、今でもそう思っている。だけのこと」なのだけど、この結論…というか続きは次稿に記したい。

今日は「メロンに生ハム添えると、やっぱり美味しいなあ」という内容。