datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

続 食物の色

メロンは青いものの方が美味しいと思う。オレンジ色のメロンを美味しく食べておいて「お前が言うな…」とも思うのだが…。

そんなことを先日こちらに記したが「本当の味」とは関係なく、僕がそう思っているという話である。

本当に同じ味で同じ食感の食物が用意されているとして、真っ白で艶のある御飯と黄ばんだ御飯とか、何処かで見たことのある青い色をしたカレーライスとか、味が同じでも視覚によって美味さの感じ方が異なるものなんて、そこら中にある。

果肉がオレンジ色をしたメロンもそこら中にあるものなのだけど、僕には「あれは瓜と呼ばれる類いのもので、メロンというのは緑入りの果肉で皮が網目模様になったやつだ」という意識が植え付けられているのだ。

そんな屁理屈を言いながら、僕は豆の色については大容であることに気が付いた。

今年はゴールデンウィークあたりから空豆を食べるようになり、今はまさに旬という感じで安価になった空豆をしょっちゅう食べている。

この豆の茹で方はサッと色よく茹でる…とされていることが多いが、僕はしっかりと茹でる。

豆の香りが飛ぶだろう…という反論もあろうが、僕はウチ皮ごと食べてその青臭い風味を楽しみたいので、しっかり茹でた方が皮が柔らかくなって美味いのだ。豆の香りは皮から楽しむ。

そして、しっかり茹でた方が塩味がちゃんと入る。豆に塩っけをつけるためにウチ皮に切れ目を入れる人もいるが、それこそ豆の香りやら成分が茹で汁に流れ出るような気がして僕はやらない。

こうして茹でた豆を皮ごと食べるのが美味しいと思うのだが、豆の色は随分と褪せてしまい青豆の鮮やかさなど全く感じられなくなってしまう。

美味しさの感じ方を見た目が作用することを言いながら、僕は豆の青さには拘らない。本当は綺麗な緑色をした空豆を食べたいが、それよりも「よく茹で」であり、皮が柔らかくなっていることを重視している。