8月の下旬に奥歯が割れて、その後バンドの演奏に参加していたら9月になり、もう10日が過ぎするので9月もだいたい中盤のようなものだ。
濃厚な生活は依然続いているのでタイトルにした「濃い一週間」どころではないのだけど、先週を中心に起きた出来事を一連にして纏めておきたいので「濃い一週間」とする。
さて、勤務先の人事異動があり、沼津をすることになった。フルバンでライブをやった翌日の9/1の出来事だ。
9/1は本人内示だったが、差し障りもなさそうで身近な人たちにはこの日のうちに転勤の旨を伝えた。そして、翌日には正式発表となったのでオープンに連絡をしていく。取引先や関係先には会社間での連絡がなされるが「そこに重複していても個人的な連絡もしておいたほうがよいところ」というのも幾つかはあるのだ。
僕自身は「なんなら定年まで沼津勤務か?いや、それはないだろうけど、あと5年くらいはいるのだろうな、それも悪くない…」と考えていた。
沼津という町には物足りないところも多くあるし、そうした悪口をここに書き連ねたりするのだが、基本的には沼津に住むこと自体をポジティブに捉えないと本当に日々の生活が楽しくなくなる。
本気であと5年くらいは沼津に住むものだと思っていたので「町に足りない魅力は自宅でカバーしよう」と住宅環境を充実させた。心地の良い部屋を作ることにより、僕は自宅で過ごすのが大好きになり(もともとそういう志向·指向なのだけど…)、外の店で酒を飲むことなどほぼなかった。それだけ自宅に帰ることが楽しみだったし、好きな環境だったのだ。職場へも徒歩10分圏内だったし…。
今回の人事異動は僕に限らず多くの社員が予期してきないものだった。これまで「秋の人事異動」というのは少ない会社だったから。僕にとっては(も)まさに青天の霹靂というやつだったし、何より今住んでいる部屋を出ることが一番嫌だった。
「気に入った環境を手放す」のも嫌だが、再び同じような「心地よい環境」を築くことの手間、そしてそれに伴う出費…うんざりだったが決まってしまったものは仕方ない。
少しでも前向きに楽しく考えよう!決まってしまったものは仕方ない…のだ。

…と、僕は東京メトロの地図を出した。
これは7年前に東京に住んでいた時に買ったものだ。東京の中心部の地図だが大判で見やすく「街と街の位置関係」が本当に分かりやすい。
そう、10月からは数年ぶりに東京で働くのだ。文化的な刺激も多いし、その気になればものも多くある。ただ、住宅環境は劣悪だし、快適に楽しく過ごすにはとにかく金がかかる。
数年間、東京を離れて過ごしているうち「僕にとっての東京の魅力」は随分と薄れてしまった。ゴミゴミした街でとにかく金をかけて過ごすばかりのところなのだから。
田舎での生活というのはものや刺激には欠けるところが多い。しかし「もの」という点では日々必要とする食材などは東京よりも随分と安くて良質なものが多い。そして刺激という点では「華やかな夜の街」とか「お洒落な目抜き通り」なんてものは田舎にはないが、虫が現れるモノホンの緑やら綺麗な海岸線など、つまり自然は多い。
僕も50を過ぎたからなのだろう、こうした生活を安い費用で日々体験できる田舎の方が東京と比べると「圧倒的に人間らしく暮らせる環境」なのだと思うようになった。職場に行くにしてもちょっとした買物にしても電車賃がかかることも嫌なことだ…。
でも「決まってしまったものは仕方ない」。東京に何年住むことになるのか分からないが、東京生活でこそ味わえる楽しみを存分に吸収しよう!「何でも見てやろう」だ。
…そんなことを考えながら不動産物件探しに忙しい一週間だった。