datetaira’s blog

日々の生活で思うこと

引越仲間

現在、僕のベランダ菜園には8つのプランターと3つの鉢がある。

稼働しているプランターは3つくらいで、3つの鉢にはカレーリーフ2本と山椒が植えられている。初夏の頃にはあれだけ元気だったイタリアンパセリも夏の暑さでほぼ全滅して、今は小さなものが2本だけ生き延びているという状況だ。

沼津に来る前からこれらの植物(というかプランター)はあった。以前住んでいたところのベランダが本当に快適で、洗濯物からプランターからコンテナボックスを沢山置いても、まだソファを出して夜風に当たりながら酒を飲める程の広さだった。

日照条件も良くて夏の盛りにはベランダで日焼けを楽しんだし、布団も干し放題だった。

沼津に越してきた段階でベランダの面積は4分の1か3分の1にまで狭くなったのでコンテナボックスとプランターを置くといっぱいで、ベランダで寛ぐことなど想像すらしない生活になった。

そうした落差のため、引越して来てからしばらくはベランダ菜園には全く興味が向かずにいたが、ベランダの狭さにも慣れてくると過去の道具を使って菜園が再開された。

…と、ここ数年のベランダ菜園事情を記したが、今回の引越では一旦、こうした菜園趣味を諦めねばならない。引越先にベランダがないのだ。

 

引越先の物件選定は「職場までの距離→家賃→間取り→周辺環境」というような優先順位で判断した。勿論、この優先順位が厳密な訳でもない。家賃は上限を決めていたが、安いところに住むならば通勤に片道1時間を要するようなところは端から除外して物件を探した。あとはバランスというか物件を内見してのフィーリングみたいなもので決めた。

植物を栽培することやそれらを食卓に乗せることが出来る生活…というものの楽しさや豊かさを知っているから、そうしたプランター菜園を展開出来る環境も望ましかった。しかし、それ以上に間取りとか室内環境の心地よさを優先するような場所に引越すことを決めた。

プランターの多くは人にあげる予定だ。そして大きく育ったカレーリーフもカレー同好会の友人宅に養子に出すことにした。小さなカレーリーフと山椒は室内で育てようと思い、東京に持っていくことにした。

…ということで、山椒の枝を少し落としておいた方がいいかと思い、今朝ベランダの山椒を見てみるとやけに葉っぱが少ない。

引越すことが決まってから放ったらかしだったから、暑さで葉が落ちたものだと思っていたらアイツがいた。アゲハ蝶の幼虫である。

去年もこの時期に我が家の山椒にやって来て、こちらが可愛がってやろうと思ったらすぐに鳥にさらわれたヤツだ、同一個体ではないけど…。

一匹だけ、それもまもなく蛹になりそうな大きさのヤツが細い山椒の枝に張り付いていた。

山椒の枝の剪定は本来冬場に行うものだが、引越搬送の邪魔になるから横に大きく伸びたものを摘み取ろうと思っていたらコレだ。

きっと複数の幼虫がこの鉢にいたのだろうけど、今日まで無事に生きながらえたのはこの一体のようだ。

…うむ。仕方ない。こいつも東京に連れて行こう。沼津生まれの田舎者のアゲハには東京の都会の空は息苦しいかもしれないが、遠くないところに上野公園もあるのだから、意外に東京も楽しいかも知れない。

そんなことを考えたら、少しでも餌となる葉っぱは多いほうがいいだろうから枝の剪定もやめることにした。