今日は朝からラーメン屋に出掛けた。
3年前に食べたのを最後に閉店してしまっていたラーメン屋が葛西でやっている…ということを数ヶ月前に知った。

銀座大勝軒。20年以上前に銀座でたまたま出くわし、そこから好きなラーメン屋だった。この店は永福町系の大勝軒と呼ばれる種類に属するそうだ。1年くらい前だっただろうか。その系列店が川越にあるということを知り、息子と2人で食べに行ったこともあった。
しかし、川越まで出掛けて食べてみたその味は似てはいるもののやはり別物で、閉店した銀座大勝軒の味はますます恋しくなるばかりだった。あの味は帰ってこない。そう思うと記憶の中の味はもっと大きなものになっていった。
そんな銀座大勝軒が葛西にあるのだ。行かねばならん!行くしかない!そんなふうに思いながら数カ月が過ぎていたので、この店のラーメンを好んでいた舎弟と娘との3人で出掛けた次第。

火傷しそうなほど熱々のおつゆと麺。煮干の香りのするスープを飲んで、たっぷりとした麺を啜ると「この3年ずっと食べたかったラーメンはこれだったのだよ、これ!」と改めて思った。
沼津にいる時にたまに行っていたラーメン屋はまさに「食べたくても食べられない銀座大勝軒」の代用品だった。そのことに気が付いたのは、先月その店が閉店するタイミングのことだったのだけど、今日は代用品ではなくモノホンの大勝軒の味だ。
細かなことを言うと銀座で食べていた時には柚子の香りがしていたが、葛西で食べたものには柚子は入っていないようだった。

しかし、美味しいものは美味しい。今日は再会に舞い上がってしまい、食い意地全開でチャーシュー麺を頼んでしまったが、この店では普通の醤油ラーメンを頼むのが正解だった。
チャーシューも美味しいが、もう少し食べたいな…と思う方がいいはずだ。麺もスープも本当にたっぷりで他所の量の少ない店のラーメンと比べると倍くらいあるのではないかというような大盛りっぷりだ。
僕以上に食い意地の張った舎弟は大盛りのチャーシュー麺に海苔までトッピングしていたが、あれは頼み過ぎだったと思う。腹いっぱいもう食べれん…という状態で終えるより、まだ少し食べたいくらいの方が記憶の中でも美味しいものに育っていくのに。…って、お前が言うなという感じだけど。

腹いっぱいになりつつも、おつゆも出来る限り飲んで店を後にする。葛西という場所はそんなに遠くもないけど近くでもないので、そんなに度々来ることはないだろう。普通のラーメンならば850円、これは信じられないくらいのコストパフォーマンスだと思うが、往復の電車賃を加えると500〜600円分のプラスとなる。
ラーメン一杯に1,400円、これは割高だけど「そのくらいだったらお金を払う価値のある美味しさだよな…」そんなふうに思う。