19年末に思ったこと②

年末の数日をインフルエンザで寝込んでいたのだが、この間、ものを食べる元気もなかったから余分なものはほぼ口にしなかったし、酒にも煙草にも接することはなかった。酒や煙草は瓶や箱を見ただけで気持ち悪くなるほど、体調が悪かったのだけど…。

当然、余計な散財もなかったが、年末の御馳走について考えた。年末だろうがいつだろうが、御馳走は嬉しい。親戚や親しい人と集うならもっと嬉しいし、必要なものである。一人で過ごす人にも「一年の労い」とか「正月のめでたさ」を楽しむために御馳走は悪くない。

そう思う一方で「年末年始には御馳走を食べなくてならない」という雰囲気を無視してみる生活の心地よさを改めて感じた。思い出してみると、この数年、大晦日~正月にかけて毎年そんなことを考えるのだけど、今年は(厳密に言うと昨年は)インフルエンザのために本当に粗食で過ごしたので、特に強く感じたのであろう。

僕自身が普段から御馳走を食べ過ぎなのだろう。世に言う御馳走はあまり食べていないけど。
音楽でも音を印象付けるために休符が必要だ。タメとかブレイクが心地よいビートを生む。そんな感じで「美味しく食べるために、食べないことも本当に大切」だと考えた年の暮れ。

※写真は秋にいただいた御馳走。
インフルエンザの時にこれを出されても、吐き気すら催してしまったかと思う。


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