2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今年の辣韮

ゴールデンウィークから暫く経った頃、辣韮を漬けていた。下処理をして塩をまぶしておくだけの作業だから、偉そうに「辣韮を漬けた」なんて言ってみても、僕の作業自体など大したものではなく、自然発生した乳酸菌による作業である。 まあ、漬けてからしばら…

一年の折り返し

今日で6月も終わる。 6月は青柴漬けを漬けて、梅の世話をしながらウイスキーを飲んでいたら過ぎて行ったように思う。なんとも無為に過ごしたようにも思わぬでもないが、僕の生活なんてこんなものだ。 6月最後の休日となる昨日と今日は両日ともプライベートな…

梅への過保護ぶり

梅雨に入ると何かのスイッチを入れたかのように湿度が上がった。部屋の中が不快なので1週間くらい前からエアコンをつけ始めた。 雨が降る中で(と言っても降っているのは屋外で、僕は部屋の中で)梅の世話をする。 漬け込んでから10日くらいになる「塩漬けの梅…

紫蘇が茂る

沼津のウチのベランダは日当たりが悪い。…と言っても、以前のウチのベランダとの比較の話であって、一般に言うと日当たりは割と良好なところに住んでいるので、ベランダで生活する紫蘇にとっては快適な住環境なのだろう。だから紫蘇がよく茂る。 この間の日…

デジタルデトックス

この間の日曜日の出来事だが、末娘の誕生日祝いとか過去に在籍していたバンドのライブなどもあり、少し離れた町まで出掛けたのだけど、その際に「携帯電話の類一切」を自宅に置き忘れた。 それに気がついたのは電車に乗り込み、末娘とその日の昼飯の予定につ…

ドクターマーチンの思い出

先日、ドクターマーチンの8ホールを入手した。ステッチもソールも黒いモノモデルではあるが、汎用性の高いベーシックアイテムだ。 サイズはUK8(26.5cmくらい)だが、僕のものではない。僕はドクターマーチンは持っていないが、その他に可愛がるべきブーツは沢…

胡瓜を漬けまくって、梅の世話をする夜

漬物に「日和」などないと書いておいて、その舌の根も乾かぬうちにまた漬物のことを書く。 今日は昼間に青柴漬けを漬物器から上げたので、早速次の青柴漬けを漬け込む。昨日買ってきた胡瓜が少しでも新鮮なうちに加工しておきたいからだ。 安価に買い求めた…

漬物日和

日和なんて言葉を用いたが、漬物に特に適した日などない。梅干を干すのに梅雨明けのカラッした朝が涼しく昼が暑い日などは「漬物日和」とも言えるのかも知れないが…。 ただ、このところ漬け物に適した食材がちゃんと手に入るし、ベランダ菜園の紫蘇も次々に…

夏至

夏に至ると書いて夏至。よくできた言葉である。 今日は夏至なのだけど、特に日中の日が長いようにも感じないし、それは今年に限らず毎年のことだ。やはり梅雨時期になると天気も良くないから、純粋に日照時間を感じ取れなくなのだから仕方のないことだ。 今…

2024年の梅

この間の日曜日から天気は崩れ、それ以来、僕の住む沼津では梅雨入り宣言はないものの、湿度も高く梅雨らしい天気が続いている。明日は晴れるらしいが、今日は大雨でインフラ整備に穴の多い沼津ではそこらかしこに冠水したところがあった。 季節は梅雨を迎え…

片喰から「火の鳥」のことを考える。

このブログに「片喰(カタバミ)のことを書いたのは結構前のことのように思っていたが、それが5月下旬頃のことと知って驚いた。 https://datetaira.hatenablog.com/entry/2024/05/28/181304 僕のベランダ菜園のプランターの一つに片喰がいる。特に大切に育てて…

グミを介する父子のやりとり

グミというお菓子を初めて食べたのは小学生の時だ。それは明治のコーラアップで、まだプラスチックのケースが半分、その反対の面にはオブラートが付けられていて乾燥を防ぐ仕組みになっていた。1980年代半ばよりも少し前のことだ。 小学4年生の遠足の時には…

この時期

今年もアメリカンチェリーの季節がやってきた。何もアメリカンチェリーではなく、サクランボの季節なのだけど、僕はアメリカンチェリーを好きなので敢えて「アメリカンチェリーの季節」という。 沼津に来てから取引先に会社のOBの方がいる。優しい先輩だった…

上期の「イイ気候」も終わる

今日の昼までは晴れ。夕方あたりから雨が振り始めて、そこから先は連日の雨の予報だ。ついに梅雨が始まる。 この数日は梅雨になると浴びられなく陽の光をサービスされたようにいい天気だった。今日の午前中もなんとかそのサービスが続いている感じだったので…

続 不味いものをどうにかする

貧乏精神が抜けない僕は(と言っても、実際大した金を持っていないのだから「精神」というのもおこがましいが…)、今回の「目を引く美味そうな魚の買い物」で色々と失敗した。今日もそんなことを記す。 先日の静岡での買物の際に、冷凍の蛸の切身も買っていた…

ベランダ菜園の様子

ベランダ菜園の紫蘇が元気よく育っている。 胡瓜と生姜とともに漬け込む「青柴漬け」、そしてトマトとのサラダなど、僕の食卓をしっかりと支えてくれている。 平均してみると、だいたい週に40枚程度の大葉が採れる。新鮮この上ないものなので10枚あたり80円…

不味いものをどうにかする

「鮑の肝」とともに静岡の魚売り場では色々と買ってきた。港町沼津…と言われるものの、そこに住む僕は沼津界隈の魚屋で美味そうなものが売られているを見たことがない。 沼津で獲れた魚を求めているわけではなく、どこ産の魚でもいいから美味しそうなものを…

鮑の思い出

見慣れない方には「やけにグロテスクな臓物」のように見えるかもしれないが、これは鮑の肝である。昨日、静岡に足を運ぶ用事ががあったので、そのついでに昔よく通っていた魚売り場で買ってきたもの。中ぶりの鮑の肝が5つばかり入って600円くらいで買ってき…

青い豆の季節

今年は春らしい暖かさになるのも遅かったように思うし、僕の食卓に春全開の献立が上るのも例年と比べると遅かった。 春から夏にかけての美味いものとして、僕は「青い豆」を挙げる。なにもこれが代表格な訳ではないが、4月から夏の盛りに至るまで僕の食生活…

伝統の漬物が消えると言うが…

このところ、良質の野菜を手に入れる機会に恵まれているので漬物を漬けまくっている。 パリッとして旨味も濃い四葉胡瓜が安価に手に入ること、そしてベランダ菜園の紫蘇も勢いをつけてきて、紫蘇も買わずに手に入るようになったことによるものだ。 不味くて…

熟成期間

昨日は取引先の企業の社内祭みたいなものに足を運んだ。ユルいものではあるけど、まあ仕事として。 工場の敷地を開放し、社員だけでなく近隣の住民も招いての「ほたる祭り」なるものだった。僕が多感な時期を過ごした田舎では家のすぐ裏を川が流れていて、こ…

道具の本分

平素から、ものを大切に使いたいと考えているし、気に入ったものは長く使いたいと思っている。 買ってきた服を形直しに出して、古びてくると修理をして…なんてことをしていると倍以上の値段を費やしているということもあるので「新品を買った方が安い」とい…

ラーメン

サムネイル画像は2回続けて同じようなもの。来る日も来る日も食物のことばかり書いているが、これも僕の食い意地によるものだ。日々の生活の中では食物以外のことも勿論考えているが、ここに「毒にも薬にもならない感じ」のことを書こうと思うとやはり食物の…

好物

写真は僕の好物で、舎弟を饗した副産物のように我が家にあった「鰤の漬け」の湯漬け。 もう何度もこのブログにこれに似たような「刺身茶漬け(湯漬け)」の写真を載せたことだろうか。 刺身の良し悪しやら飯の旨さにより、僕の好物である「この料理とも言えな…

バター味の飯

「深夜食堂」という作品はドラマではなく、マンガで知った。2010年よりも数年前のことだったと思う。 当時…というかその前から、僕は「食についての漫画」が好きで(…というか食についてのエッセイやら読み物全般が好きなのだけど…)、よく読んでいた。 ビッグ…

続 春のごちそう納め

昨夜の献立。 胡瓜と人参の糠漬け、青柴漬け、トマトと紫蘇のサラダ、枝豆。 枝豆は今季の初物。例年、空豆が終わり夏らしくなってきてから枝豆を食べているように思う。梅雨の鬱陶しさから残暑が続く頃まで。7〜9月まで目一杯食べるので、9月頃には完全に飽…

春のごちそう納め

一昨日、金曜日の夕方から今日まで舎弟が遊びに来ていた。まあ、よく会う人物なのではあるが、我が子を交えて会うことが多く、子供たちにとっては親戚のおじさんよりも親戚らしい付き合いをしているおじさんである。 そんな訳で僕が沼津にやって来てからは彼…