勝新太郎

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勝新太郎を好きなったのは20代半ばくらいからだと思う。

松田優作の和製ハードボイルドや三船敏郎の無頼漢の格好良さに痺れたあとで、勝新の迫力に惹かれたと記憶しているが、氏の代表作とも言われる「座頭市」を映画で見たことはなかった。

そう思えば、「悪名」にしても「不知火検校」にしても、勝新映画を見たのはビデオとかDVDで、劇場で氏の作品を見たことはなかった。


今日、朝から劇場に出かけて初めて見た映画の座頭市は面白かった。分かりやすい話で筋に深みがあるわけではない。撮影の手法に特別の工夫が感じられるものでもないのだけど、演者の味と言おうか重みと言おうか…。

単純に引きまれるいい映画だった。