犬塚弘氏の冥福を祈る

彼のことを細かに知っている訳ではないが、「水もれ甲介」における氏の「素ではなかろうか」という演技を見てから、その演技というか人物に興味を持っていた。

バンドマンに憧れた若い時代もあった。それは昭和でもなく平成初期のことだったが、まだ「昭和後期に差し掛かろうか」という時期のこのドラマは本当に面白い。

バイプレーヤーの中でも本当に脇役なのだろうが、彼が主人公である石立鉄男を密かに支える思いやりの演技は素晴らしい。

今夜はそんな氏の演技を楽しみながら、氏の冥福を祈ることにする。