この夏はよく外食した。
旅に出ればほとんどの食事が外食になる。…と言っても僕は「旅先のスーパーに行ってその土地ならではの食材や惣菜を探してきてそれを宿で食べること」が好きなので、世に言う外食ばかりでもないやつにも思う。
この夏休みは旅にも出ずに普段の行動範囲のなかで普段やらないことを経験するようにした。そんな中、カレーライスは2度食べた。一度はこちらのブログにも感想を書いたエリックサウスのスパイスが節約されていてヌルいカレー。
この店が人気店であることには間違いのない事実であるが、僕たち父子は「人気はあるけどカレーは特に美味くない店」と呼んでいる。この数日、コンビニとのコラボメニューのCMもよく見るが、看板力は全国一番なのだろう。その名を騙って金を儲ける能力は非常に長けた店であるが、残念ながらカレーはそこまで美味くない。
もう1店はFISHという初めての店だった。娘と2人で入店し、看板メニューらしい魚フライのカレーを頼んだ。

エリックサウスと違ってスパイスがケチられている印象は受ずちゃんとカレーの香りもするし、カレーもメシも温かいし、魚フライもサックサクのフワフワで美味しい。

名ばかりの有名店が比較対象になるので、全面的にこちらの店の方が優れている。アホのように待つこともなかったし…。
一点注意が必要なのはメシに対してカレーの量が少ないので、追加料金を払ってカレーを増量するかメシを減らすか、あるいは魚フライにソースをかけて食べればより美味しくなると思った。
さて、そこで感じたのが「やはり外食は高い」ということ。2度のカレー屋はいずれも2人分で3,000円弱の勘定になった。3,000円の材料費をかければ同価格の外食とは比較にならないくらいの美味しいカレーを作ることが出来るし、なんなら半額くらいで味も量も外食を凌ぐものを支度出来るのだった。

そんな訳で外食カレーを食べた数日後、僕はカレーを作った。歌舞伎座の近くの名店をオマージュしたチキンカレー。材料費は1,500円くらいで7〜8食分のカレーが出来上がるのだから費用は比較にならない。

写真は作った日のものではなく、冷凍保存したものを「自由軒スタイル」で食べたもの。この自由軒スタイルというのも美味しい食べた方だと思う。
さて、カレーについてここまで材料費ばかりで優劣を語れるのは「カレー作りは趣味」だからである。全く苦にならない!…って「んじゃ今すぐに作ってくれ」と言われても、僕が作りたいタイミングじゃないと作らないのだから、苦になることもないのだ。
むしろ、カレーを作っている間の時間が楽しいのだから、その材料費なんて楽しい時間に支払うプレイ料金みたいなもので、もはやこのカレーの原価はタダのようなものなのだとも思う。
東京にはカレーの名店が多い。カレーに限らず何の店も多いのだから、美味しい店だって沢山ある。そして、美味いと評判の店の味を試してみたいとも思うのだが、そこまでの金を払わなくても美味いカレーはウチで食べられるじゃないか!
…そんな葛藤をこの夏休みの社会科見学で得たように思う。