正月の街

咳は酷くでるが、ようやくインフルエンザが抜けたようだ。

9日もあった年末年始休暇の6日を寝て過ごしたので、今日は昼前にうちを出た。綺麗かつ高価なものを扱う店の立ち並ぶエリアを歩き、洋品屋へ。
昨夜、ネットでバーゲンをやっていることを知ったのだけど、自分のシャツのジャストサイズが分からず、検討をつけておいたサイズのものを店舗で試着しようというのが目的。これまで買っていたとのとは別のシルエットのものなので、試着して確認したかったのだ。

自分で考えていたものよりワンサイズ下げるとピタリとフィット。ジャストサイズを把握したところで、ウェブで注文。店頭で購入したかったのだが、訪れた店にはそのサイズがなかったので…。

小綺麗にした人が颯爽と行き交う街を歩く時、こちらも背筋が延びる。着ているものがさっきと変わったわけではないのに、きっと表情までシュッと変わっていることだろう。「街の空気」が人の雰囲気に変化を与える分かりやすい例だ。


その後、電車でわずかに離れた街へ古本を見に行った。この街の雑多なこと。小綺麗にした人なんて見かけない。誰もが普段着で背筋を伸ばさずに歩いて、安いものを買い求め、カロリーの高いファストフードを食べる街。

この街にいる人が全てそういう訳ではないだろうが、全員をそう見えさせる「街の空気」がここにある。

僕もこの空気に抗わぬよう、某ファストフード店にて実に久しぶりのジャンクフードを楽しんでいるところである。


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