【夏旅】旅と帰宅の落差

長い夏休みが終わり、今日からいつもの日常に戻って仕事に出掛けた。昨日は夕方前に自宅に帰り着き、ゆったりダラダラと過ごす…という休日最後の夜を酒も飲まずに過ごした。

旅から自宅に戻るとやはりホッとする。自宅を好きかどうか?は人それぞれなのだけど、僕は「基本的に根城とする自宅環境はでき得る限り快適にしているつもり」なので、自宅がホッとするというのもごく当たり前のことだ。

「酔い覚めの水飲たさに酒を飲み」という川柳を、10代の後半に何かで知ったが、旅から自宅に帰るとこの川柳を思い出す。別に自宅の快適さを再認識したいから旅に出ている訳ではないのだが、やはり僕ナイズされた自宅というものは華美ではなくとも落ち着く空間であることを有難く再任するものだ。

今回の旅は子供たち二人と一緒だったこともあり、僕の財布の紐は随分と緩んでいた。親子3人で旅を楽しむ為とは言え、2泊✕3人のホテル代で僕の一月分の家賃相当額を使ったし、外のスーパーで食品や食材を買ってくるという「ビンボー中食」が多かったとは言え、平素の食費と比べると相当に奮発もした。

この旅で「何が美味しかったか」「何が楽しかったか」「何を考えたのか」そんな思い出はおいおいこちらに記していくが、やはり今年も楽しい夏旅だった。

そうそう、帰宅して驚いたのはドアを開けた瞬間「モアッとした暑い部屋に戻る…」と思っていたのに、室温が意外に低かったことだ。

不思議に思いエアコンに目をやるとそいつは普通に稼働しているではないか!自宅を出る際にエアコンの電源を切り忘れていたのだった。これには「冷蔵庫に残していた茹でたスナップエンドウがグズグズに腐っていた」ことよりも驚いた。そして、自分のだらしなさを悔やんだがもう遅い…。8月分の電気代は予期してきたカードの支払額よりも僕に精神的な打撃を与えるはずだ。