息子のチャーハン

ゴールデンウィークのガキどもの下宿訪問から帰ってきてからは本当に日常の生活に揉み込まれている。

仕事においてのビジネスマン感度がだんだんと戻って来ると「なんとも牧歌的だったゴールデンウィーク中の家族優先モード」みたいなものも徐々に薄れてゆく…。

なんだか寂しいようにも思うが、人にはそれぞれの定位置があり、それを全うすることでボーナスステージのような休暇も楽しくなるのだ!…なんて社畜の極みと言うか、社畜の鑑のようなスタンスで日々の生活をこなす数日である。

そんな「仕事優先ビジネスマン」みたいなことを書いてみたが、やはりガキどもと過ごした数日の余波…というのか、キックバックとでもいうのか、リバンドとでもいうのか、なんとも言えない寂しさがあり、昨夜は「ついこの間まで数日一緒に過していた」ガキどもに連絡をした。

そこで彼から送られてきた写真がこちら!

彼らの昨夜の下宿料理は…もとい、昨夜の下宿料理「も」チャーハンだったそうだ。

下宿料理の定番品であるチャーハンなのだから、それを息子娘が連夜食べていても僕は不思議には思わないし、彼らの体調を多少は気遣う親の立場からすると「コンビニの添加物てんこ盛り弁当」を食べているよりも、どれだけテキトーであっても「自作のテキトーメシ」を食べている方が「健全な生活」を送っているのだと感じる。

さて、昨夜この写真が送られてきてから、こいつの調理人である息子とも電話で喋ったのだけど、彼は彼なりに「チャーハンを美味く作る意欲」に燃えてようだった。

写真から判断するに(息子からも多少は電話で聞いたのだが…)、ゴールデンウィーク中に僕がアドバイスした「チャーハンを少しでも美味しく作る心構え」をしっかりと意識しているようだった。

試行錯誤を重ね、少しでも美味くて安くに出来るチャーハンを体得してくれれば良い。ガキどもへのそんな親の期待を思い浮かべながら、僕自身も「奴らに負けないチャーハン調理技術」を磨きたいな…なんてことを考えたりもした。