若い頃から…というか、若い頃に勝新太郎に傾倒していたが、このブログを見返してみると2021年に座頭市の映画を見に行ったようだ。このことはブログを見返すまで忘れていた。
昨夜はふと思い出して座頭市を何作かYouTubeで見た。石原裕次郎がゲストのものと十朱幸代がゲストのものの2話。
僕が子供の頃は時代劇を普通にテレビでやっていた。夕方帯の再放送は別にしてもmainichiどこかのチャンネルで時代劇をやっている…というとオーバーかも知れないが、NHKも含めると本当にそのくらい普通に時代劇が流れていた。
それらを好んで見ることもないのだが、夕方の再放送のものは特に見ようという意思がなくても自然に見ていたりした。
時代劇を研究しているわけではないが、大凡の話の流れは同じようなものが多く、その主役がお奉行様なのか岡っ引きなのか、はたまたメクラの按摩なのかで人間関係は変わってくるが、ストーリーの流れを作る出来事の質はよく似たものばかりである。
しかし、キャストの見せ場は今のドラマよりもたっぷりと作られているようにも思うし、間や言い回しという演技による見所も多い。こうして思うと時代劇をあらためてしっかり見るのも面白いだろう。
そして、地上波テレビから時代劇が消えてから育った今の若い人たちにはめちゃくちゃに新鮮に映るに違いない。若い人にも大いに古い時代劇を薦める。