今年のラッパ稽古

一昨日の日曜日の出来事である。

この日はトラで参加しているビッグバンドの演奏会だった。今年の正月に取り組もうと決めて2月頃から練習を始めたトランペットの「言わば一年の結果発表」のようなステージだった。

3月くらいから「まず最初に参加したビッグバンド」も継続しているのだが、こちらは初心者のメンバーが多く、人前で演奏するにはあまりにも成長過程のヒョっ子バンドという具合であり、おおきなホールで人を集めて演奏を披露するような段階にない。

一方、トラで参加しているバンドは手練ジャズマンも多く、そのメンバーたちが随分前から今回のリサイタルを演るために練習を続けていたバンドだった。僕はそこに「不足しているトランペットの人員補給要員」として呼ばれたのだった。

元来、大した演奏も出来ないのだが、20年近くトランペットを演奏していない間にもそれなりに音楽は聴いていた。そんな訳で、自分の演奏の下手さもよく分かるし、まず「もう少しカッコよく吹けるだろう?もうちょっと頑張ろうよ。」という自分自身への期待も高まっていた。演奏能力は高まっていないくせに…。

 

そんな状況なのだから、演奏自体には反省することばかりだ。もっとカッコよく吹けたらよかったのに!と思うことしきりなのだが、そんな思いは別にして「日曜日に演奏するには出来たことが今現在の僕のトランペットの実力」なのだ。

反省することが大半、少しは「お前はよくやったよ」と自分を褒めるところもあるが、一生懸命取り組むことなんてだいたいのことがそんな塩梅なのだと思う。