引越が近付く

いよいよ明日、僕は3年半住んだウチから引っ越す。転勤はないものだろうと思っていたので、全くの想定外のことだったし、内示から2週間での着任なので時間もなかった。

この2週間は仕事の引継ぎ…というよりも、そもそもの仕事量が多いのでそれらを片付けることに忙しかったし、そんな中で引越の支度をするのも大変だった。

数日前には子供たち皆とこの部屋に集まることが出来たのは本当に良かったと思う。楽しく過ごして気に入っていたこの部屋との送別会を開くことが出来たような気持ちである。

この6年間で僕は3度目の引越をする。全ての部屋がそれなりに快適でそこでの暮らしを満喫したが、やはり何処に住んでも一長一短があるものだ。次の部屋もすでに「ベランダ面積が今のところの5分の1くらいに狭くなる」というマイナス面がある。家賃を青天井で探している訳ではないので、全てにおいてステップアップすることは無理なのだ。

新居で僕は働き蟻のように作業をするのだろう。気に入っているこの部屋を離れる寂しさを、新居での期待と不安が忘れさせてくれている。